渋谷の古書店で人気作家・小林エリカさん「対談&朗読」イベント

店内で展示中の小林エリカさん最新作品群「わたしとエミリー」より ©Erika Kobayashi

店内で展示中の小林エリカさん最新作品群「わたしとエミリー」より ©Erika Kobayashi

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 古書店「Flying Books(フライング・ブックス)」(渋谷区道玄坂1、TEL 03-3461-1254)で7月19日、雑誌連載などで活躍するコミック作家、イラストレーターの小林エリカさんと、ライター大竹昭子さんによる「対談&朗読+スライドショー」イベントが開催される。

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 1978年東京生まれの小林さんは、1998年に漫画「爆弾娘の憂鬱」シリーズでデビュー。雑誌「H」(ロッキング・オン刊)などで発表された同シリーズが話題を呼び、その後イラストや映像、小説など幅広い分野で活躍している。当日は朗読やドローイング展示、映像上映などを通じ、その魅力に迫る。

 イベントは、昨年スタートしライター大竹昭子さんがナビゲート役を務めてきたトーク&朗読ショー「カタリココ」の最新企画。これまで使用してきた南青山「スイッチ・パブリッシング」本社地下1階のカフェから会場を移し、「カタリココ・デリバー版」として古書店を巡回する。

 今回小林さんが朗読するのは、9.11後、世界平和へのアプローチとしてアフガニスタンに空爆が行われた日に他人の家を訪ねて歩く「泊まり歩きプロジェクト」を始めた小林さんの記録「空爆の日に会いましょう」(マガジンハウス刊)。トークイベントでは、昨年から今年の春にかけて日米交換プログラムで渡米、ニューヨークで創作活動を行ってきた小林さんの体験談を紹介する。

 フライング・ブックスではイベント開催に伴い、渡米中の小林さんが旅の中で詩人、エミリー・ディキンソンの住んでいた家を訪ねまとめ上げたドローイング、コラージュ作品群「わたしとエミリー」の原画を同11日から展示中(8月21日まで)。イベント当日は同シリーズを1冊にまとめた限定本も販売する。料金は1,500円。定員50人で、店頭・電話・メールで予約を受け付ける。開始時間は20時30分。

 同店は2003年3月、映像・音楽ソフトレンタル大手に勤めていた山路和広さんが開業。店内には、ビートジェネレーションの文学作品やニューエイジ、東洋思想、旅など山路さん独自の視点で集めた古書が並び、コーヒーやアルコールが飲めるカウンターやイベントスペースを設けるなど、古書店にとどまらない店作りが人気を集めている。

 営業時間は12時~20時。日曜定休。

Flying Books渋谷のカルチャースクールで「古本屋の作り方」講座(シブヤ経済新聞)ABC本店で洋書セール-アート系6書店も出張販売(シブヤ経済新聞)

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