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Bunkamuraで「ロシア・アヴァンギャルド」展-シャガール作品など70点

カジミール・マレーヴィチ 「農婦、スーパーナチュラリズム」(1920年代初頭、油彩、キャンバス) © texts, photos, The Moscow Museum of Modern Art, 2008, Moscow

カジミール・マレーヴィチ 「農婦、スーパーナチュラリズム」(1920年代初頭、油彩、キャンバス) © texts, photos, The Moscow Museum of Modern Art, 2008, Moscow

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 ロシア・モスクワ市近代美術館の所蔵作品を一堂に紹介する日本初の大規模企画展「青春のロシア・アヴァンギャルド シャガールからマレーヴィチまで」が6月21日より、渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9413)で開催される。

 1999年に開館した同美術館は、1910年前後にモスクワを中心に活発になった芸術活動「ロシア・アヴァンギャルド」の中核を成す画家たちの作品を主に所蔵。作品の多くは、初代館長でグルジア出身の彫刻家、ズラープ・ツェレテーリさんが海外から自国へと買い戻したもの。

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 同展では、ロシア出身の仏画家マルク・シャガールをはじめ、抽象的表現を追求したロシア・アヴァンギャルドの代表的作家の1人、カジミール・マレーヴィチ、グルジアの国民的画家ニコ・ピロスマニなど独自の前衛芸術を形成し、発展させた画家を中心に、全30作家による70作品を公開する。

 シャガールの作品「家族」(1911-12年)は、仏キュビスムの多面体的造形美を残しながら、「ルポーク」と呼ばれるロシアの民衆画に精通した作品。ウクライナ出身のマレーヴィチも、ロシアで広まった「立体未来主義」といわれる美術傾向を取り入れ、ロシアならではの土着性を西欧的な前衛芸術と融合。顔のない農婦を描いた作品「農婦、スーパーナチュラリズム」(1923-29年)など、農民を描いた作品を数多く残した。

 放浪生活の中で創作活動を続けた画家ピロスマニは、独学で絵画技法を習得、クマの親子を描いた「小熊を連れた母白熊」(1910年代)などの素朴な作品を描き続けた。会場では、共に「プリミティヴィズム(原始主義)」の画家に分類され評価を受けるマレーヴィチとピロスマニの日本初公開作品10点も展示する。

 物販では、ラベルにピロスマニの絵が入ったグルジアワイン「ピロスマニ」(2,100円)や、マトリョーシカ化粧箱に入った「ロシアチョコレート」(1,785円)などの限定商品を販売。Tシャツ専門ブランド「graniph(グラニフ)」と同展のコラボTシャツも登場する。

 7月11日には、ロシアの電子楽器「テルミン」の機能をマトリョーシカに内蔵した楽器「マトリョミン」の奏者、佐藤沙恵さんらによるライブ&体験イベントを開催。Bunkamura「ドゥ マゴ パリ」(TEL 03-3477-9124)では期間中、グルジアの伝統メニューをアレンジした限定ランチを提供するほか、渋谷のロシア料理専門店「渋谷ロゴスキー プラザ店」(渋谷東急プラザ9階、TEL 03-3463-3665)でも、同展特別コースを用意する。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は21時まで)。入館料は、一般=1,400円、大学・高校生=1,000円、中・小学生=700円。8月17日まで。

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