公示地価、住宅地上昇率上位3位までを広域渋谷圏が独占

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 3月24日、国土交通省が発表した今年1月1日時点の公示地価によると、全国の住宅地の地価上昇率上位10地点中、上位3地点を広域渋谷圏が占めた。

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 1位はフロラシオン青山付近の「港区南青山4丁目」内の地点で、地価は1平方メートルあたり253万円。2位・3位には南青山・神宮前が続き、5位には恵比寿西、6位には南平台町の各地点がランクインした。

 全国上位10地点は以下の通り。*(  )内は左から1平方メートルあたりの昨年の公示価格→今回の公示価格、上昇率)

(1) 港区南青山4-20-4(184万円→253万円、36.8%)
(2) 港区南青山4-12-1(160万円→209万円、30.6%)
(3) 渋谷区神宮前4-14-9(170万円→220万円、29.4%)
(4) 仙台市錦町2-4-16(20万円→25万円、25.0%)
(5) 渋谷区恵比寿西2-19-6(120万円→149万円、24.2%)
(6) 渋谷区南平台町19-18(139万円→170万円、22.3%)
(7) 千代田区九段北2-3-25(205万円→249万円、21.5%)
(8) 武蔵野市吉祥寺本町4-19-5(56万円→68万円、21.4%)
(9) 港区赤坂6-19-23(188万円→228万円、21.3%)
(10) 仙台市青葉区上杉5-6-8(18.3万円→22万円、20.2%)

 「商業地」の上昇率では、表参道沿いの渋谷区神宮前5-2-2(第21SYビル)が1,040万円→1,430万円(上昇率37.5%)で全国2位となったほか、原宿クエスト近くの神宮前1-13-11(大西ビル)が918万円→1,250万円(同36.2%)で3位となった。

同省では、「港区、渋谷区などの高度商業地においては、30%を超える高い上昇地点が見られたが、これは景気回復が続く中、オフィス需要、不動産投資、都市再開発、地下鉄副都心線の開業期待等を背景とした賃料の上昇による収益性の向上や商業集積による繁華性の向上など」が要因としている。

 渋谷区内30地点の価格は63万円~220万円で、平均価格は119万1,300円だった。

国道交通省土地総合情報ライブラリー(国土交通省)

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