代官山に路面店集積型の新商業施設「sarugaku」開業へ

「sarugaku」イメージビジュアル

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 アールインベストメントアンドデザイン(港区)は10月20日、代官山にセレクトショップなど6棟の路面店から成る都市型商業施設「sarugaku」を開業する。

 渋谷、麻布エリアなどで商業施設の開発やリノベーション事業を手がけてきた同社の「路地裏」物件が、開業の日を迎える。廃校利用プロジェクト「世田谷ものづくり学校(IID)」などの開発も手がけた「イデーRプロジェクト」を前身とする同社は、街本来の「価値」を生かす再生事業に取り組んでいる。

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 「猿楽町プロジェクト」では、代官山駅から徒歩3分、旧山手通りと八幡通りの裏手に位置する広さ約538平方メートルの土地で開発を進めてきた。プロジェクトは今年9月28日に竣工。「代官山らしさ」を考慮し、「路地裏散策」気分を楽しめる路面店集積型の商業施設を完成させた。

 テナントは、路面店初出店も含む10店舗。点在する6つの建物に各テナントが入り、共有部分や独自の表現スペースを生かした演出を行う。建物はすべて地上2階・地下1階の3層構造で、「段状」になった設計が特徴。各棟の名称は、通りから正面に向かって手前右側から、反時計回りにa棟~f棟とする。

 a棟には恵比寿から拠点を移す気鋭セレクトショップ「AGOSTO“SHOP”(アゴストショップ)」が入る(ほか2店は今後入居予定)ほか、関西地区、青山に次ぐ出店となる国内婦人靴ブランド「MAKI UEHARA(マキ ウエハラ)」はc棟に店を出す。山形のニットメーカー佐藤繊維の新業態1号店「notre escalier」はd棟に出店する。

 通りに面したf棟には、人気セレクト店フリーズショップの元ディレクターらが共同で立ち上げた新セレクト「dragee rose(ドラジェ ローズ)」など2店が出店。並ぶe棟には、東京コレクションにも参加するデザイナー杉本ちゆきさんとマルイの協業ショップ「tasse tasse」1号店、バッグブランド「a BON BONS(ボンボンズ)」直営1号店がそれぞれ出店する。

 デザイナー佐々木一視さんが手がけるメンズ中心のブランド「A(エィス)」は、1号店をb棟に出店。パルコ子会社が運営する眼鏡店「POKER FACE(ポーカーフェイス)」都内路面1号店など、ほか2店も同じb棟に出店する。事業者のアールインベストメントアンドデザインによると、施設のメーンターゲットは「カジュアル志向が高く、感度の高い20代~30代前半の男女」。

 同施設周辺の八幡通り沿いや通りから入った路地裏エリアでは、今秋に入りイタリア家電「デロンギ」の国内1号店や新コスメブランドの路面1号店など話題店の出店が続き、「代官山」エリアのブランド力健在ぶりを思わせる動きも高まってきている。同施設の目と鼻の先にはビームスなどの路面店が集積する「b-town代官山」もあり、両施設の相乗効果も期待される。

アールインベストメントアンドデザイン

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