小西康陽さんが選曲-「渋谷系」コンピレーションCD発売へ

写真=CDジャケット(アートディレクションは信藤三雄さん)

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 コロムビアミュージックエンタテインメント(港区)は8月8日、ピチカート・ファイヴのメンバーとして楽曲提供などを手がけた音楽家、小西康陽さんが選ぶ「渋谷系」音楽を収録したコンピレーション・アルバム「bossa nova 1991:shibuya scene retrospective」を発売する。

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 90年代、HMVやタワーレコードなど渋谷エリアの大型外資系レコード店で洋楽ファンにも受け入れられる独自路線の邦楽コーナーが相次いで登場し、音楽マニアの間で人気を集めたことがルーツとされる「渋谷系」。小沢健二さん、小山田圭吾さんが所属したフリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴなどのグループが代表的で、都市型思考の新しい邦楽ジャンルとして一時代を築いた。

 小西さんは、音楽グループ「ピチカート・ファイヴ」が2001年に解散するまで作詞・作曲、編曲、ベース担当のリーダーとして在籍。ボーカル野宮真貴さんとともに「スウィート・ソウル・レビュー」「東京は夜の七時」などのヒット曲を輩出、海外でも人気を博したほか、グループ解散後も音楽プロデューサーやDJとして活躍。現在はコロムビアで自身のレーベル「COLUMBIA READYMADE」も主宰している。

 同レーベルから発売するコンピレーションCDでは、自らの選ぶ「渋谷系」音楽を2枚のディスクに収録。ディスク1は、小西さんにして「最高のロックンロール」と言わしめるオリジナル・ラヴの楽曲「talkin’ planet sandwitch」に代わる曲として選ばれた「body fresher」からスタート。フリッパーズ・ギターやカヒミ・カリィさん、ラヴ・タンバリンズなどの楽曲が続く。

 ディスク2には、サニーデイサービスやファンタスティック・プラスティック・マシーン、小沢健二さん、カジヒデキさんなどの楽曲を収録。小西さんは選曲について「ある時代の日本のポピュラー音楽の素晴らしい作品を、自分の好みで選ばせていただいた」(ライナーノーツより)とコメントしている。

 アートディレクションは、信藤三雄さん(コンテムポラリー・プロダクション)、ブックレットはグラフィックデザイナーの小野英作さんが、それぞれ担当した。価格は2枚組で3,675円。

COLUMBIA READYMADE

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