大阪発祥の人気「鉄板鍋」が東京進出-恵比寿に関東1号店

店内の様子。主力の「元祖おおさか鉄板鍋」はスタッフが仕上げまですべてを客席で調理する

店内の様子。主力の「元祖おおさか鉄板鍋」はスタッフが仕上げまですべてを客席で調理する

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 大阪発祥「鉄板鍋」の元祖とされる人気店「きのした」(本社=大阪府門真市)は7月4日、恵比寿に関東1号店(TEL 03-3780-0429)をオープンした。

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 底の浅い鍋に肉や野菜を盛り付け韓国風の味付けで仕上げる「鉄板鍋」は、関西エリアでは「チリトリ鍋」などの類似鍋でも馴染みの鍋。1989年に焼肉店として創業した「きのした」は、1991年に鉄板鍋1号店をオープン。90年代後半から多店舗化に乗り出し、現在関西地区を中心に13店舗を構える。

 新店は、飲食店の競合も多い「恵比寿西1」交差点近くにオープン。商業ビルの3階で、店舗面積は約92平方メートル。木目を基調にした店内は、大阪の店舗と同様に「懐かしさ」を感じさせる内装にしたという。席数はカウンター、小上がり席を含む52席。

 主力の鉄板鍋は東京進出にあたり、メニュー名を「こだわり鉄板鍋」から「おおさか鉄板鍋」に変えた。具材は和牛や琉球豚、ホルモン肉ときゃべつ、もやし、ニラなどの野菜。創業者自ら開発した「秘伝」のたれに、にんにくをたっぷりと加えた味付けで、客席でスタッフが仕上がりまでのすべての作業を行う。

 追加トッピングできる肉は10種類以上(580円~830円)。しめは1番人気の「雑炊」(380円)のほか、ラーメンやうどんも提供する。鍋は「おおさか鉄板鍋」の1種類のみで、価格は1人前=1,680円(注文は2人前から)。

 サイドメニューには自家製キムチなど焼肉店らしいメニューが並ぶ。「生レバ」「ユッケ」(各880円)などの生肉は数量限定。揚げ物では「きのしたの鶏唐」(730円)、「元祖エビマヨ」(880円)などが人気という。鉄板鍋やサラダ、キムチなどをセットにしたコースメニュー(2,200円~3,000円)も用意した。

 ドリンク類は、ビール(中ジョッキ=580円)、焼酎(430円~)、サワー、ワインなど。関東進出でカクテルや茶割りなどの新メニューも考案した。関西エリアに比べアルコール分を高めに想定し、客単価は既存店より500円ほど高い3,500円~4,000円を見込む。

 同店の岩間章郎店長は、出店地の恵比寿について「大阪から見てもトレンドの場所。激戦区で『試してみたい』という思いがあった」と話す。全国的にも鉄板鍋の競合が増える中、「『きのした』は焼肉店から始まった店。肉と創業者が開発した『秘伝』のたれがウリ」と自信をみせた。

 営業時間は17時~翌2時。

きのした

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