ユニクロ新ブランド「UT」始動へ-原宿にTシャツ専門旗艦店

「UTストア原宿」の店舗イメージ。近未来調の店内にはコンビニ風の什器にボトルパッケージ入りのTシャツがずらりと並ぶ。iRIKAWA&Partners/Kubota Architects & Associates

「UTストア原宿」の店舗イメージ。近未来調の店内にはコンビニ風の什器にボトルパッケージ入りのTシャツがずらりと並ぶ。iRIKAWA&Partners/Kubota Architects & Associates

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 ユニクロは4月13日、佐藤可士和さんをクリエーティブ・ディレクターに迎え、年間約1,000柄のTシャツを発表する新プロジェクト「UT(ユーティー)」の全容を明らかにした。世界に向けて「新しいTシャツカルチャー」を発信、4月28日には原宿に初のTシャツ専門店も開業する。

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 新ブランド「UT」では、世界の気鋭クリエーターや人気キャラクター、企業などとの協業Tシャツを約20カテゴリーに分類し用途を明確化。縦長の筒になったプラスチックボトルの専用パッケージを採用するなどハードにもこだわり、これまでのTシャツ事業を一新する。昨年11月NYソーホー地区にオープンしたグローバル旗艦店の立ち上げで培ったノウハウを「還元」し、情報発信の基盤を強化、「世界一のTシャツメーカー」を目指す。

 同28日に開業する「UT STORE HARAJUKU.(ユーティーストア ハラジュク)」(渋谷区神宮前6)は、原宿・明治通りの既存店「ユニクロ原宿店」(2月に閉店)を全面改装するかたちでオープン。1階~3階を売り場とし、4階をギャラリー空間にする。店舗面積は約170坪。

 店舗最大の特徴は、ファサードや店内の什器などすべてがメーンコンセプト「未来のTシャツ・コンビニストア」に基づいてデザインされる点。商品ごとにデザインの異なるボトル状のパッケージに入れられたTシャツは、コンビニなどに見られるペットボトルの陳列棚を近未来風に再現し、商品が自動的に前に出る仕組みのオリジナル什器を採用。シルバーの什器には上層部と棚にLEDメディアを配し、Tシャツのカテゴリーを表示するという。

 常時約500種類ものTシャツが並ぶ店内には専用の「検索機」も用意。色や形、テーマ、キーワードなどから好きなTシャツを探し売り場などを特定できるほか、情報をそのまま印刷することも。Tシャツはすべて数字などの「UTコード」で管理し、情報を一本化する。

 発売するTシャツは、米大リーグのチームロゴなどをプリントする「MLB」シリーズや、国内外の企業が持つオリジナルデザインをクリエーターの発想で表現する「企業コラボレーション」シリーズ、手塚治虫キャラクターと野田凪さんら気鋭クリエーターがコラボした「手塚×アーティストコラボT」、公募作品の中から優秀者の作品をTシャツにする「クリエーティブ・アワード」(公募)など。絵本や和柄などのテーマに沿ったTシャツも販売する。

 同店限定のアイテムは、パントーン社とコラボする無地Tシャツ(最大24種類)、六本木に開業した国立新美術館の中にあるミュージアムショップとの協業Tシャツなどを展開。すべてのTシャツの基本価格は、メンズ=1,500円、レディス=1,000円(予価)で、新たに立ち上げる専用ウェブサイトでも購入できる。

 原宿店ではオープンを記念して7月末まで、人気フォトグラファーのテリー・リチャードソンさんによる写真展を開催。UTを着用した俳優やミュージシャン、アーティストらを収めた作品を一堂に展示する。会場では写真を転写した限定Tシャツも販売。

 発表会見に参加したクリエーティブ・ディレクターの佐藤可士和さんは「Tシャツはカルチャーを発信する『メディア』。買い方、売り方からデザインする気持ちで取り組んだ」とプロジェクトに臨んだ経緯を語る。開発したコンビニ風の什器については「原宿店には50台以上が並ぶが、什器単体でも今後空港などでUTのブランド展開ができると思う」と話した。

 同社・柳井正社長は「Tシャツほど可能性のある商品はない。Tシャツは国境を超えられる」などと同事業への熱意を強調。原宿の専門店については「原宿は若い街、新しい文化の街。Tシャツにぴったりだと思った」と語り、かつてのフリースブームで売り上げ業績を残した「ユニクロ原宿店」に対する未練はないとした。

 「UT STORE HARAJUKU.」は4月28日11時にオープン。営業は終日21時まで。

UTユニクロ

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