渋谷で「エミール・ガレとドーム兄弟」展-初公開作品も

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 Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9252)では7月8日より、エルミタージュ美術館秘蔵「エミール・ガレとドーム兄弟 ~フランスからロシア皇帝への贈物~」展を開催する。

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 エミール・ガレとドーム兄弟は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパ諸国で流行した新しい装飾美術様式「アール・ヌーヴォー」の中でも、仏ロレーヌ地方ナンシーで発足した「ナンシー派」に属するガラス工芸の巨匠。ロシア国立エルミタージュ美術館は、ナンシー派が活躍した当時、露仏同盟の友好関係を背景にフランスから贈られたガラス工芸品などの傑作を数多く所蔵する美術館としても知られている。

 今回展示されるのは、同美術館が所蔵する作品のうち、現地でも一般公開されていない日本初公開作品を中心とした116点。特別出品作として展示されるのは、仏元大統領エミール・ルベが露サンクトペテルブルクを訪問した際に持参した花器「トケイソウ」(エミール・ガレ、1900-1902年頃)、植物模様の細工があしらわれた木製のテーブル「フロール・ド・ロレーヌ(ロレーヌの植物)」(エミール・ガレ、1893年)など。そのほか、ガレ社を立ち上げ産業芸術家としても活躍したガレの歴史を振り返る展示や、ドーム兄弟によるランプや花器などの展示も行う。

 展示会場では、同展オリジナルの図録(2,000円)も発売するほか、Bunkamura内のレストランや花店でも各種関連企画を行う予定。入館料(当日)は、一般=1,300円、大学・高校生=900円ほか。8月27日まで。

Bunkamura

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