信号無視や「ながらスマホ」など16歳以上の自転車の交通違反に反則金納付が通告される「青切符(交通反則通告)」制度が4月1日に始まり、電動マイクロモビリティーシェアサービス「LUUP(ループ)」も同日、渋谷駅近くのポートで啓発イベントを行っている。
対象となる反則行為は、ながらスマホとされる「携帯電話使用等(保持)」(反則金1万2,000円)や、規定された車道の左側端ではなく逆走や歩道を走る「通行区分違反」(同6,000円)、傘差し運転・イヤホン装着(同5,000円)など。飲酒運転などの悪質な違反には、刑事手続きに移行する「赤切符(交通反則告知票)」が適用される。
LUUPを運営するLuup(品川区)によると、現在すでに青切符の対象となっている電動キックボードと、電動自転車の割合はおよそ半々。安全対策を経営理念の軸に据え、ルール順守やマナー啓発を呼びかけてきた中で、自転車についても発信を強化する。制度がスタートしたこの日は、国道246号線沿いの大型ポート「Shibuya 2.22」でチラシを配り、LUUPオリジナルのヘルメットも無料で貸し出している。
ヘルメットはスタッフが直接手渡しで貸し出し、同ポートを含む渋谷周辺の4ポートに置いた専用ボックスで返却できる。配布するチラシには、「4月1日から自転車も反則金の対象」と大きな文字で打ち出し、裏面にはイラストを添えて違反の内容を分かりやすくまとめた。
同社COO室・室長代理として安全対策や啓発活動も手がけてきた高木僚平さんは「以前よりも皆さんルールを守って乗ってもらっている印象。警察などとも連携しながら、じわじわと着実に広げていきたい」と話し、今後もアプリや自社SNSでのショート動画配信、啓発イベントなどを通じて安全運転を呼びかけていく構え。広報の伊藤沙惠佳さんも「『LUUPに乗っている人はマナーが良い』と思われるようになれば」と続ける。
渋谷区東で創業した同社は、2020年に渋谷区内でLUUPのサービスを始め、昨年は渋谷区と公民連携制度となる「S-SAP」を締結。渋谷エリアではこれまで、啓発イベントやアルコール検査機を用いた実証実験なども展開してきた。今月5日には、渋谷区役所前広場で安全講習会と試乗会を行うほか、駅周辺を警備員が見回る。同9日~16日には、渋谷駅前(スクランブル)交差点や渋谷公園通りなどをスタッフが模範走行。ホームページでは青切符について学ぶ学習コンテンツも公開している。