
原宿駅前の新複合施設「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」(渋谷区神宮前1)1階~2階に位置するスウェーデン発家具チェーン「IKEA(イケア)」初の都市型店「IKEA原宿」が2026年初頭、営業を終了する。イケア・ジャパン(千葉県船橋市浜町)が8月29日に発表した。
郊外を中心に大型店を展開するイケアが、駅前というアクセス至便な立地に出店することで、都市型の暮らしをする人たちに向けた都市型店の1号店として、2020年4月にオープンした同店。原宿駅に面した路面に位置するウィズ原宿の2フロア・約2500平方メートルの区画で、都市型の暮らしに向けた商品を扱ってきた。
今回、首都圏におけるビジネスの「最適化」の一環で、「多様化する」客のニーズに応え、「持続可能な成長に一層注力する」ため、閉店を決めた。新宿の「IKEA新宿」の営業終了も発表した。
同社は日本国内で約20年、事業を展開する中、東京は「魅力的かつ重要」なホームファニッシング市場」とし、今後の市場の発展や消費者行動、購買傾向の変化も見据える。「シームレス」「パーソナライズ」などのキーワードも挙げながら、、消費者のニーズが多様化している背景にも注目。デジタル・リアルのタッチポイントを強化し、包括的に連携しながらより快適な」買い物体験の提供を目指す。今後は、渋谷センター街・バスケットボールストリートと井の頭通りに面する「IKEA渋谷」(宇田川町)が東京都心部における同ブランドの拠点になる。
同社社長兼Chief Sustainability Officerのペトラ・ファーレさんは、利用客や地域の人たちに感謝の思いをつづりつつ、「この決断は簡単なものではなく、熟慮と検討を重ねた上でのもの」と前置きし、閉店に至った経緯について「今回の決断は、現在の状況を踏まえつつ、イケアのビジネスの方向性である『より手頃な、より身近な、よりサステナブルなイケア』の実現に向けた、長期的な成長を見据えた戦略的な一歩」と説明する。