
音声をリアルタイムで文字化・可視化するシステム「YYSystem(ワイワイシステム)」のイベント「世界に字幕を添える展」が5月12日、原宿の「東急プラザ原宿『ハラカド』」(渋谷区神宮前6)で始まった。主催はアイシン(愛知県刈谷市)。
ワイワイシステムは、聴覚障害者や高齢者など音による情報取得が困難な人のコミュニケーション支援を目的に2022年11月、同社が発表。AIを活用し、スマートフォンやディスプレーパネル上に会話を即時表示することで、多様な人が意思疎通できる社会の実現を目指す。31言語に対応し、リアルタイム翻訳機能を装備。インバウンド向けにも需要が高まり、駅やホテルの窓口などでも導入が進む。
期間中、館内の飲食店やアパレル店、美容院などの店舗に同システムの透明ディスプレーを導入。リアルタイム文字起こしや翻訳、雰囲気や環境音などをオノマトペでテキスト化するなどの機能を体験してもらうことで利用客の声を集め、今後の課題解決やサービス・仕組みの向上につなげる考え。
導入店舗は、地下1階「Maison KOSE ハラカド」(コスメ・サービス)、G階「PEEK-A-BOO」(美容院)、1階「ALL GOOD FLOWERS」(生花店)、3階「TERAS」(アパレル・雑貨)、5階「居酒屋スタンドジャンプ」、6階フードコートのイートインスペース、7階「シブヤフォントラボ」(ギャラリー)など。
3階のラウンジ・カフェ「BABY THE COFFEE BREW CLUB」前にインフォメーションを設けるほか、展示企画や漫画家うさささんの書籍・グッズも販売。18日には7階シブヤフォントラボでステージイベントを開催する。
今月18日まで。