おにぎり店「TARO TOKYO ONIGIRI」の新店（TEL 03-6421-0084）が3月15日、渋谷駅近くの商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」（渋谷区神宮前6）South2階にオープンする。

　経営は、食に特化した事業承継を行う「まん福ホールディングス」（恵比寿西1）と米穀卸売業を手がける神明ホールディングス（神戸市中央区）のジョイントベンチャー「RICE REPUBLIC」（中央区）。3種（白米・黒米・玄米）の米と具材を組み合わせた数十種類の「原点進化」させたおにぎりを通して米文化の発信を目指し、2022年5月に虎ノ門に1号店を出店した。ブランド名は、日本人「古来」の名前「TARO」を掲げ、おにぎりの新たな価値を「TOKYO」からグローバルに発信するという思いを込めている。

　「RAYARD MIYASHITA PARK」店は4店舗目となる。「若者文化の拠点」でありインバウンドニーズの高い同施設に出店することで、「海外展開モデルの可能性を探求する」。オーダーを受けてから盛り付けや放送を行う仕組みを導入し、店舗製造の体制の構築を図る。

　同ブランドでは、かまど炊きする山形県産米「雪若丸」、いってから使う宮城・石巻産の塩「伊達の旨塩」、食べる直前に客自身が巻けるように別添えで提供する個包装の有明産のりを採用。白米・黒米・玄米は具材に合わせて使い分けている。

　メニューは、「焦がし醤油（しょうゆ）の焼きおにぎり」（180円）、店舗で焼き上げる天然紅鮭（250円）、たらこ（270円）、刻んだ三つ葉を添えるイクラのしょうゆ漬け（430円）などの定番に加え、季節限定商品も用意。具材を選べるおにぎり2個と唐揚げのセット「TARO SET」（980円）を「RAYARD MIYASHITA PARK」店限定メニューとして用意する。

　営業時間は11時～21時。