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アルバルク東京、大阪に勝利も「反省点の多いゲーム」

積極的に走り、インサイドにアタックするなどして26得点挙げたレオナルド・メインデル選手(写真中央)

積極的に走り、インサイドにアタックするなどして26得点挙げたレオナルド・メインデル選手(写真中央)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が1月27日、国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)で大阪エヴェッサ(以下、大阪)と対戦し77-68で勝利した。

個人通算200ダンクを達成したセバスチャン・サイズ選手

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 デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)が「ディフェンスのミスが目立ちペースをつかめなかった」と振り返った前半。ミスマッチやリバウンドからの得点を許し先手を取られるが、「流れが悪い時にペースを上げることは一つの武器」とレオナルド・メインデル選手がリバウンドや好守から速攻を仕かける。序盤は得点が伸び悩むが、安藤周人選手が起点となり、ライアン・ロシター選手のレイアップ、アルトゥーラス・グダイティス選手が守備の選手の上からダンクを沈めるなど、21-20と競る。

 第2クオーター(Q)は、テーブス海選手が守備の選手が下がっているのを見逃さず3ポイント(P)シュートを決めたほか、仲間の得点をアシストするなど攻撃を引っ張る。拮抗(きっこう)した展開が続くなか、橋本竜馬選手は「セッティングしたい場所でプレーさせないことが大事。常々ファウルの使い方を言われていて、しっかり使っていくことが自分たちのバスケットなので、少しぶれた時に体現しないといけない」と、ファウルの笛が吹かれる覚悟で激しい守備を見せると、場内からは拍手が起こった

 前半の攻撃を「急いでいる感じがあった」と振り返ったアドマイティスHC。橋本選手は「安易に速攻を狙いに行き、結果論としてミスショットになって走られる、それが一番アルバルクにとって良くない。良いシュートで終わって良いディフェンスをする。つまらないかもしれないがこの流れが相手を自分たちの流れに引き込むと思う。それをやり続ける我慢強さが足りなかった」と触れた。

 39-38で迎えた後半立ち上がりは大阪が強みとするインサイドを抑えるなど堅守を続けると同時に、リバウンドからの速攻や、「1週間練習してきたプレーの一つ」(アドマイティスHC)とメインデル選手を中心としたドライブ(ドリブルでインサイドへアタックするプレー)からの得点で59-54とリードを広げる。

 最終Qは小酒部泰輝選手の3ポイント(P)シュートや好守からの速攻などで点差を広げるが、連続失点するなど一進一退の攻防が続く。それでもグダイティス選手のシュートブロックやパスカットなど好守を続けると、「(シュートが)当たっていた」(アドマイティスHC)メインデル選手がアタックや3Pで得点を重ねるなどして勝利を収めた。

 勝利はしたものの「反省点の多いゲームになったと思う」と橋本選手が口にすると同時に、HCや選手は異口同音に攻撃面でのミスを指摘。アドマイティスHCは「ビッグラインアップ(長身の選手が3人同時にプレーする)時は3人の誰かをターゲットにするか、その他の選手をターゲットにしてからアタックするという選択肢がった。それよりも、体育館になれていない所があるのかフリースローを7本外し、ゴール下でのレイアップを8本くらい外した。そこがかなり目立った。オフェンスを良いリズムで組み立てることが連勝につながると思う」と話した。

 後半のインサイドの守備についてアドマイティスHCは、「基本的には1対1での守備。ヘルプも良かったしミスを誘ってから得点につながる場面もあったが、センター陣が頑張ってくれた」と評価した。

 大阪にはBリーグ開幕から5季A東京でプレーした竹内譲次選手が在籍。29分近く出場し、シュートをブロックする好守などを見せたが、「自分が長い時間出るのは分かっていて準備もできていたし、ある程度うまくいったと思う。チーム全員が頑張った結果ではあるが、ビッグラインアップがある程度効いたのかな」と手ごたえをうかがわせ、「自分がアルバルクにいた時の選手は結構抜けたが、思い入れのある代々木第二でアルバルクとできたのはすごくうれしかった」と話した。

 両チームは28日も戦う。

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