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渋谷にドンキPB商品扱う新業態「ドミセ」 棒状いなりずし店も併設

「ドミセ」外観

「ドミセ」外観

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 ドン・キホーテ(目黒区)のオリジナルブランド「情熱価格」の商品などを扱う新業態「ドミセ」の1号店「ドミセ渋谷道玄坂通ドードー店」が8月24日、渋谷・文化村通りの複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」(渋谷区道玄坂2)にオープンした。

「こしらへ」の棒状いなりとおにぎり

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 売り場面積は671.57平方メートル。「おドろき専門店」をコンセプトに、2009(平成21)年から展開する「情熱価格」の中からセレクトした食品・美容家電・スマートフォンアクセサリー・キッチン雑貨・家庭雑貨などを中心に、スポーツブランド「ACTIVEGEAR」、カジュアルファッションブランド「RESTORATION」、昨年立ち上げた女性従業員による「me&do」、アウトドアブランド「greenstage」、スキンケア用品などを展開する「cosparade」といった同社のオリジナルブランドの商品約3200点を扱う。

 店内には、「全然売れなかった」商品を値下げして販売する「ドすべり」、売上額や売上点数も公開する「売れすぎ商品ドップ10」など月替わりのテーマに合わせた商品をランキングで紹介する「ドップ10」などのコーナーを展開。消費者の意見を元に改善した商品を消費者の声と共に紹介する「ドこたえ」のコーナーには、改善した商品を「いいよ!」「びみょー」で評価するボタンと、投票結果を表示するカウントも設置している。

 初の試みとして、量り売りのコーナーも設けた。昨年の「情熱価格」売り上げ1位だったという「素煎(い)りミックスナッツ DX」やピスタチオ、既存店では未発売のピーカンナッツなどナッツ10種類、いちじくやあんず、ドラゴンフルーツなどドライフルーツ12種類、ドミセ限定の新種類となる「道玄坂通ブレンド」などコーヒー豆10種類を用意。売り場には寺岡精工が開発した、商品の総重量から取り出した商品の重量と金額を算出する「減算式はかり」を活用した販売システムを世界で初めて導入。NFCを搭載していることから、商品を取り出す度にNFCカードをはかりにかざすことでカードに購入情報が蓄積され、複数の商品の精算用ラベルを1枚にまとめて発行できるようになっている。

 年間約1300万本売れるという焼き芋にも注力し、店頭の焼き芋機で焼く専用のコーナーを設ける。紅はるか(100グラム74円~)をはじめシルクスイート(同96円)、金時芋(同88円)など定番4種類と月替わりの3~4種類の品種を扱う。紅はるかと紅あずまは6時間かけて焼く「超じっくり焼き」(各同182円)を同店限定で用意。毎日10時と16時に焼き上がり、1日各24~26本程度の販売となる。店頭に並べる際は、ホットプレートを入れた台の上に置きライトを当てることでできるだけ温かい状態を保てるようにしている。

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの安田隆夫会長は、「私たちは『PB=(客と一緒につくるという思いを込めた)ピープルブランド』と呼んでいるが、お客さまに購入していただき、そのお客さまから良い点悪い点いろいろなことを全てストレートに(伝えてもらい)、これから購買予定のお客さまにつなぐことができれば。そのための媒体として存在できればという思いでドミセをつくった」と話す。

 店頭にはいなりずしとおにぎりを販売する「こしらへ」(TEL 080-3369-7311)が出店。スーパーの総菜やコンビニエンスストアの弁当などを作っているカネ美食品(愛知県)の新業態で、総合総菜店舗「kanemi」で販売するいなりずしに注力。同店限定商品として、渋谷の街に合わせて食べ歩きもしやすいように「棒」状に仕上げる「狐の誘惑」(だしを染み込こませた揚げの「だし」、黒糖を染み込ませた「黒糖」、シャリの中にユズ皮を混ぜる「柚子」、各1本200円)を用意する。おにぎりは紀州南高梅(200円)、熟成紅鮭ほぐし(250円)など5種類。

  営業時間は10時~23時(こしらへは20時まで)。

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