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渋谷でメーキャップアーティスト、ケヴィン・オークインさんの実録映画

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」より©2017 Mr. Valentine LL

「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」より©2017 Mr. Valentine LL

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 メーキャップアーティストのケヴィン・オークインさんの人生を追ったドキュメンタリー映画「メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー」が10月7日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)8階のミニシアター「WHITE CINE QUINTO」で先行上映されている。

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 1990年代に活躍したオークインさんは1962年、米・ルイジアナ州生まれで、幼い頃からメークや女性の絵を描くのが好きだったという。1883年にニューヨークに出たことを機に頭角を現し、21歳でコスメブランド「『レブロン』ULTIMA」のクリエーティブディレクターに起用されたほか、同年代に3年間ファッション誌「VOGUE」の表紙を担当。資生堂ブランド「INOUI」クリエーターも務めるなどした。

 1990年代には、つけまつげを使い、細眉などを流行させ、光と影を生かした立体感を出す「コントゥアリング」(輪郭付け)を広めた。2001年には自身の名を付けたコスメブランドを立ち上げたほか、テレビドラマ「セックス アンド ザ シティ」にカメオ出演した。2002年、鎮痛剤の服用過多による肝障害で亡くなった。

 同作では、ジャネット・ジャクソンさんのアルバム「Janet.」(1993年)のジャケット撮影をした際の「裏話」、ブルック・シールズさんらに男装させるなど「美の固定観念に挑戦」した姿も紹介。「保守的な」ルイジアナで同性愛差別に遭ったことや、末端肥大症による鎮痛剤中毒で苦しんでいた事実にも迫る。

 入場料は一般=1,900円、大学・専門学生=1,500円、シニア(60歳以上)=1,200円、幼児(3歳以上)・小学・中学・高校生=1,000円ほか。同館では現在、アート企画「SHIBUYA PARCO ART WEEK2022」を開催中。館内で配布する「ART PASSPORT」を提示すると、一般料金が300円引きとなる。

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