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バレーボール「東京グレートベアーズ」、渋谷区長らを表敬訪問 開幕迫る

長谷部健渋谷区長(中央)を表敬訪問した久保田健司社長(右)ら

長谷部健渋谷区長(中央)を表敬訪問した久保田健司社長(右)ら

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 プロバレーボールチーム「東京グレートベアーズ」(以下、東京GB)が10月6日、長谷部健渋谷区長らを表敬訪問した。

京王井の頭線渋谷駅でチラシを配った選手たち

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 1948(昭和23)年に東京ガスバレーボール部として創業したFC東京バレーボールチーム(以下FC東京)が前身となる同チーム。今年6月に商品マーケティングや流通プラットフォーム事業を手がけるネイチャーラボ(渋谷区広尾1)がチームを譲受し、チーム名などを一新すると同時に、運営を手がける新会社グレートベアーズ(同)を設立した。

 バレーボールリーグ「Vリーグ」ディビジョン1(V1)に所属し初のシーズンを控えるなか、同社は区と「ホームタウン協定」を締結。区は東京GBが区内施設を使用する際の協力などで支援するほか、東京GBは区の部活動改革プロジェクトなどへのサポート体制の整備などに取り組む。両者はスポーツ振興・健康づくりなどでも連携していく予定。

 この日は、日本代表を率いた経験もある真保綱一郎(しんぼ・こういちろう)監督をはじめ、ブラジル代表経験もあるラファエル・アラウージョ選手、共に東京出身で日本代表経験もある星野秀知選手、年明けから海外リーグでプレーを予定している戸嵜嵩大(とざき・たかひろ)選手、副キャプテンを務める武藤鉄也選手が来庁。

 長谷部区長が中学校でバレーボール部に入っていたこともあり、バレーボール談義に花を咲かせた。2023年3月に国立代々木競技場第二体育館(渋谷区神南2)で予定するホーム最終戦での始球式参加を提案された長谷部区長は「入らなかったらどうしよう。練習しよう」と応えた。

 母親世代がプレーする「ママさんバレー」が盛んなこともあり、長谷部区長は「根付いてファンが育っていくようになれば。プロモーション兼ねていろいろできたら」と、支援する姿勢を見せた。同社久保田健司社長も「渋谷区に拠点を置く我々が引き受けた以上、区と一緒に活動の発信をさせていただけたら」と意欲を見せる。

 バスケットボールやサッカーなど区を拠点にするスポーツが増えている渋谷区。長谷部区長は「めちゃめちゃうれしい。(スポーツを)できる場所は限られているが、トップのプレーを見られることもスポーツ振興なのでありがたい。精いっぱい応援したい」と期待を込めた。

 今月22日にアウェー戦で開幕を迎える東京GBの今季。真保監督は「新しいチームで始められることにまずは感謝。渋谷・東京を代表して戦えることの緊張もあるが、わくわくもある」と心境を明かす。練習試合を行いながら調整している段階で、「選手全員が戦力になっているので良い状態で来ている」とも。チームはレギュラーステージに進出する上位4位以内を目指すが、「一歩一歩毎年強くなって、優勝争いに絡み続けられるような日本を代表するようなチームになりたい」と意気込んだ。

 FC東京時代から在籍している武藤選手は「去年の今頃と比べても、個々でもチームとしてもレベルも上がっているので、昨年よりも良い成績を残せるのではという期待とプレッシャーも感じている」と言い、「細かい戦術や技術などがあるが、特に男子はものすごく迫力もあるので、まずは華やかな部分を見ていただければ」と観戦を呼びかける。

 久保田社長は「クラブとしてはバレーボールとしての楽しさを、競技以外のところでも発信していくことがコアのメッセージ。バレーボール界の外にも何をしたいかが伝わるシーズンにしていけたら」と話した。

 選手らはその後、京王井の頭線渋谷駅でチラシを配り応援を呼びかけ、久保田社長、真保監督もパネルを持ち積極的にアピールした。

 今季はホーム開幕戦となる今月29日・30日に東京体育館(千駄ヶ谷1)と、3月の国立代々木競技場第二体育館の2節(4試合)を区内会場で行う予定。

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