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原宿・表参道エリアで3年ぶり「スーパーよさこい」 観覧エリア制限

表参道などで演舞を行う(写真は2019年開催時の様子)

表参道などで演舞を行う(写真は2019年開催時の様子)

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 「明治神宮奉納 原宿表参道元氣(げんき)祭 スーパーよさこい」が8月27日・28日、原宿・表参道周辺で開催される。主催は原宿表参道元氣祭実行委員会と商店街振興組合原宿表参道欅会、高知市が共催。

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 1954(昭和29)年に高知県高知市で始まった「よさこい祭り」は、数十人がチーム(連)を組み、「鳴子」と呼ばれる楽器を持ちながら披露する個性あふれる力強い踊りが特徴。原宿・表参道エリアでは2001(平成13)年に始まって以降毎年開催してきたが、おととし・昨年は新型コロナウイルス感染症流行に伴い中止。今年は3年ぶりの開催となる。

 3月には開催を明らかにし、当初は例年同様の規模での開催を目指し調整を進めていた。都内の新規感染者数が増加傾向にあり、渋谷区内の夏祭りなどが中止になる動きもあるなか、行動制限などが出されていないこともあり「何とか開催できないか」と協議を重ね、演舞会場や踊る回数を減らすなどして開催することを決めた。

 演舞会場は、交通規制する表参道の路上(28日のみ)や代々木公園屋外ステージ、ケヤキ並木、はるの小川公園広場前の4カ所。例年通り代々木公園屋外ステージ前はスタンディング、ケヤキ並木は通り中央の演舞エリア両サイドでスタンディングで観覧できるが、表参道沿いは演舞エリアとなる日本看護協会側の車道と歩道では観覧できないようにし、反対側の表参道ヒルズ側の車道に観覧エリアを設ける。座っての観覧も禁止することで、人の滞留を抑えるという。加えて各会場で状況に応じて入場制限を行う。

 今年は73組が参加予定。地元原宿の「原宿よさこい連」をはじめ、20回連続出場の「ほにや」など本場高知のチーム、「桐蔭学園小学校 鉄~KUROGANE~」「同志社大学よさこいサークル『よさ朗』」など学生チームなどが名を連ねる。一部演舞はテレビ高知がオンライン配信を予定する。

 代々木公園イベント広場では高知の魅力をPRする「じまん市」を同時開催する。物産展や飲食店が出店するが、飲食店は今年、ブースではなくキッチンカー(15台)が並ぶ。

 来場者にはマスクの着用や消毒・検温の実施、観覧時の声援禁止などを呼びかける。踊り子たちも原則マスク着用となるが、熱中症対策のためマスクを外して演舞を行う。

 事務局長の鬼雄次郎さんは「距離を取ってもらうなど対策を行うが、声援ではなく拍手を送るなど、せっかくなので楽しんでいただきたい」と話す。

 演舞時間は、代々木公園屋外ステージ=27日10時~19時15分、28日10時~17時30分、ケヤキ並木=同10時~19時、同10時~17時、はるの小川公園広場前=同11時~16時30分、同11時~16時、表参道=28日11時10分~16時15分。じまん市の開催時間は27日=10時~19時30分、28日=10時~17時30分。観覧無料。

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