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恵比寿にクラフトビールの量り売り店 好きな量を自分で注ぐスタイル

来店客自身がサーバーからビールを注ぐことができる

来店客自身がサーバーからビールを注ぐことができる

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 国産たる生クラフトビールの量り売り店「TAP&TUMBLER」(渋谷区恵比寿4、TEL 03-6456-3235)が5月、恵比寿駅東口エリアにオープンした。経営はドミンゴ(世田谷区)。

15のタップを備えるサーバー

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 ビール好きでブルワリーを運営することが目標の同社社長金井圭司さんが手がける同店は、2018(平成30)年3月にオープンした下北沢の「TAP&GROWLER(グロウラー)」、2020年11月に渋谷区役所近くに出店した「TAP&CROWLER(クロウラー)」(宇田川町)に次ぐ店舗となる。

 各店それぞれビールの量り売り店だが、「常連さんも楽しめるのでは」とそれぞれ少しずつコンセプトを変え、各店で異なるビールを詰める容器に合わせて店名を付けている。恵比寿の店舗は、タンブラーを採用するほか、「自分で注ぎたい」という要望もあったことから利用客自身がビールを注げるサーバーを導入した。

 従業員の雇用を守ることやいずれコロナ禍も落ち着くと見込み、昨年8月から新たな出店先を探す中で、「グルメな街」であり、住んでいる人・働いている人・遊びに来る人が混在していることなどから恵比寿での出店を決めた。店舗面積はバックヤード含めて約13坪。ベンチとカウンターで9席を用意するほか、立ち飲みスペースも用意する。

 同店ではアメリカの企業が展開するシステムを導入。入店時にカードとグラスを受け取り、サーバーにカードをセットしタップからビールを注ぐと、注いだ量に応じて金額が記録される。会計時にカードを提示し支払いをする流れとなる。

 量り売りするたる生ビールは基本的に常時15種類で、国内のブルワリーから直接仕入れる。種類は売り切り次第入れ替えるため、1週間程度で変わるという。フレキシブルに入れ替えることが「来店動機になる」と金井さんは考える。金額は種類によって異なるため一概には言えないが、1オンス75円程度~。角内ちだけでなくテイクアウトにも対応する。

 そのほか、アメリカやヨーロッパなど海外産の缶や瓶ビールも30種類程度扱うほか、手でシロップを絞るなど自家製するレモンサワー(一杯800円)も用意。ゴミの持ち帰りが必須となるが、フードはデリバリー利用なども含め持ち込みが可能。

 「サードプレイス」を目指す同店。オープン以降は既存2店舗の利用者を含む常連客や、近隣で働いている人などが来店している。1度利用した人が友人や同僚などを連れて再来店することもあり、「やり方を教えているところなどを見ているとほほ笑ましい」と笑う金井さん。「ビールはコミュニティーで、気の合う仲間と楽しむもの。好きか嫌いか、うまいとか気軽に来て飲んでほしい」と呼びかける。

 営業時間は15時~24時。

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