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渋谷・美竹通りにホテル「all day place」 13タイプ、全160室

タイルの床面でキッチンカウンター(左手)などを備える「パーティースイート」ルーム

タイルの床面でキッチンカウンター(左手)などを備える「パーティースイート」ルーム

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 ホテル「all day place shibuya」(渋谷区渋谷1、TEL 03-6452-6830)が4月27日、渋谷・美竹通りに開業した。経営はUDS(代々木2)。

最も狭い「コンパクト」ルーム

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 建て替えた新築ビルで展開する同ホテル。ビルオーナーがホテルとしての運用を希望し、コンペティションで同社が選ばれた。普遍的な旅の豊かさや「これからの時代に求められる」ホテルの姿を見つめ直したなか、企画に携わった若手女性たちが旅先で印象的だったのがその街の「日常を楽しむ」ことだったという。そこから、かつて酒場と宿が一体となったパブリックハウスのような場所が必要と考え、「いつもの居場所」と言う思いを込めて施設名を付けた。

 敷地面積は499.50平方メートル。1階~14階建ての延べ床面積は4242.16平方メートル。3階~14階の建物中央を吹き抜けにし、通路を外廊下にすることで容積率を上げた。1階と2階には飲食店が出店。2階にホテルのレセプションを設け、3階~14階に客室160室を展開する。

 インテリアデザインは建築家の元木大輔さん率いるDDAAをパートナーに迎え、「街とつながる」デザインに仕上げた。1階の外部空間やエントランス店舗内の床などには深いグリーンのタイルを使う。レセプションは更新・成長できるよう「余白のある空間」にするほか、ゴールドパイプやアクリル板、ラッシングベルトなど、ものづくりの現場でも使われる素材を取り入れている。

 レセプションには自動チェックイン機を置きセルフにすることで業務の効率化をすると同時に、コミュニケーションテーブルを置きスタッフが宿泊客らとコミュニケーションを取れるようにする。

 客室内は華美な装飾はせずに木材を使い深いグリーンの家具を中心に配置することでくつろげる空間に仕上げた。アメニティーは環境に配慮し、自宅などでも使える竹製の歯ブラシや繰り返し使える廃タイヤのスリッパサンダルなど客室内には「最小限」を用意し、コームなどはレセプションで用意。せっけんは使い切れるようペーパーせっけんにし、シャンプーやボディーソープなどはオーストラリアのオーガニックコスメブランド「Appelles」を採用している。ペットボトル飲料も置かず、館内のウオーターサーバーで補充できるようカラフェを置く。ルームウエアは館内を歩き回れるワンマイルウエアを目指した上下セパレートで企画した。

 客室は、12.2平方メートルの「コンパクト」(ベッドは幅1.2メートル1台、定員2人、1泊1万100円~)や、ベッド幅が最も広い「スーペリアキング」(21.4平方メートル、ベッドは幅2メートル1台、定員2人、1泊1万6,100円~)、洗面台を2カ所設ける「グループツイン」(21.4平方メートル、ベッドは幅1.6メートル、定員4人、1泊2万1,600円~)など13タイプを用意。客室にはテレビ、冷蔵庫、加湿器、ポットをそれぞれ備え、シャワー・トイレは別で用意する。

 スイートルームは2部屋。「パーティースイート」(54.5平方メートル、ベッドは幅1.4メートル2台、定員4人、1泊4万5,000円~)は、プロジェクターや火元はないがキッチンカウンタ―、食器類なども備える。清掃のしやすさなども考慮し床面は深いグリーンのタイルにしている。「ウイークエンドスイート」(53.7平方メートル、ベッドは幅1.8メートル1台、定員2人、1泊4万8,000円)は音響整備や神泉町にも店舗を構える書店「SPBS」が選書する書籍を備え、渋谷駅近くの首都高速道路を描いたアートを飾るなどしている。

 車椅子でも利用しやすいよう動線を広く取っているユニバーサルルームは、キュレーションチーム「KIAN」がセレクトしたアイテムを装飾した「スタイリングルーム」(広さ21.1平方メートル、ベッドは幅1.8メートル1台、定員2人、1泊2万円~)として展開する。スイートルームとユニバーサルルームはバスタブも備える。

 2階のピザダイニング「GOOD CHEESE GOOD PIZZA」では朝食メニューも提供(営業事案は7時~23時、席数は44席)。1階には2店舗が出店。自家焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒーショップ「ONIBUS COFFEE」によるカフェ「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS 渋谷一丁目」(営業時間は8時~18時)では、ホンジュラスとグアテマラの豆を使うオリジナルブレンドのエスプレッソやドリップコーヒーなどのコーヒードリンク、ホットサンドやチーズケーキなどの軽食を用意。デンマーク発クラフトビールブリュワリー「ミッケラー」は、ビアバーと国内初進出となるキオスク業態を展開(営業時間は12時~24時)。20タップ用意するほか、ボトルのビールやグリルドチーズなども販売する。両店共用となる席数は35席。

 ホテル発のメディアとして紙媒体と音声チャンネルを用意。毎月発行するローカルガイド「all streets」は店頭での配布とウェブで公開。ルーカスB.B.さんを編集パートナーに迎え、渋谷を拠点に活動するクリエーターが薦めるスポットを紹介する。ホテルスタッフがパーソナリティーを務める「旅のキオクと、時々ホテル」では、旅やホテル、街の日常を発信。音声配信プラットフォーム「stand.fm」で配信する。

 チェックイン時間は15時、チェックアウト時間は11時。

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