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渋谷センター街のクランクストリートで初の「サスティナブルマルシェ」

家族連れや若者らでにぎわった宇田川クランクストリート

家族連れや若者らでにぎわった宇田川クランクストリート

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 渋谷センター街の一角にある「宇田川クランクストリート」で4月2日、初となる「サスティナブルマルシェ」が開催された。主催は一般社団法人渋谷区SDGs協会。

バスケットボールストリートに接続する宇田川クランクストリート

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 宇田川クランクストリートは、渋谷センター街・バスケットボールストリートにつながる小さなL字状の私道。死角が多いことから、たばこの吸い殻やゴミが散乱し、かつてはけんかなども多い場所になっていた。現在は商店街メンバーら中心となって清掃やパトロールを行い、保安に努めている。さらに、この通りを有効活用しようと渋谷センター商店街振興組合の若手メンバーらが向上委員会を立ち上げた。2020年10月から、同所でライブイベント「シブライブ!」も開いている。

 マルシェ開催はコロナ禍前から検討していたが、宇田川町で不動産店をベースにしたコミュニティー拠点「シブテナ」を経営する太平洋商事がクランクストリートを2月に借り上げたことを契機に、企画が始動。立案から1カ月ほどで開催までこぎ着けたという。

 当日は、「サステナブル」をテーマに9つの団体・店などが出店。NPO法人「グリーンバード」、NPO法人「tannely (タネリー)」のほか、ロスフラワーやアップサイクルアクセサリー、リユーストイ、エシカル生活雑貨などを扱う店が20メートルほどのストリートに軒を連ねた。ミニライブも開かれたクランクストリートは、若者やファミリー層でにぎわいを見せた。

 渋谷区SDGs協会代表理事で太平洋商事社長の鈴木大輔さんは「普段はゴミやたばこが多く、廃れたイメージのある路地が華やいだ。ベビーカーを押す家族や若い女性が(クランクストリートに)入って来てくれて楽しい雰囲気になった」と振り返る。さらに、「遊びに来た友人を紹介し合う場面が多く見られるなど、出展者同士でコミュニケーションが取れていたのもうれしかった」とも。

 クランクストリートでは今後、サッカーボールを蹴って的を狙うゲームイベント「キックターゲット」を4月28日に、「シブライブ!」を5月に開催する予定。「マルシェも定期的に開いていくので、出店希望者は問い合わせてほしい」と呼びかける。

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