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渋谷・宮益坂上で大規模再開発 ビル3棟、ホテル・住宅・バスターミナルなども

(左から)C街区、B街区、A街区のイメージ(青山通りから渋谷方面を望む)

(左から)C街区、B街区、A街区のイメージ(青山通りから渋谷方面を望む)

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 渋谷・宮益坂上周辺の「渋谷二丁目西地区再開発(渋谷二丁目)プロジェクト」(渋谷区渋谷2)が3月24日、都市計画決定の公示を受けた。

青山通りから見たA街区のイメージ

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 東京建物(中央区)と渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合が進める同プロジェクト。宮益坂と金王坂(青山通り)がぶつかる交差点の角地のA街区と、青山通りを挟み渋谷クロスタワーと渋谷区道931号の間に位置するB街区の「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」と、区道931号と六本木通りに面する東建インターナショナルビルなどの任意の共同建て替え事業(C 街区)の2 つの事業で構成。東京圏の国家戦略特別区域の特定事業となる。

 「今まで誰も見たことのない、新しい『シブヤ』を生み出し続ける」という思いを込めて、「Shibuya REGENERATION Project」と称し展開する。渋谷の広域交通機能の強化と東口エリアに街の広がりを生む都市基盤の整備、国際競争力強化に資する都市機能の導入、防災対応力強化と環境負荷低減を整備方針・特徴とする。

 区域面積は2.9ヘクタール。敷地面積は約1万8800平方メートル(A街区=約1700平方メートル、B地区=1万2800平方メートル、C街区=4300平方メートル)。延べ床面積は約32万2200平方メートル(同=約4200平方メートル、同=約25万5000平方メートル、同=約6万3000平方メートル)。A街区=地下1階~地上5階で最高高さは約50メートル。B街区=地下4階~地上41階で最高高さは約208メートル。C街区=地下2階~地上41階で最高高さは約175メートル。

 A街区は低層部に店舗区画を設けるほか、傾斜を持たせた構造の上空広場を青山通りに面して創出する。B街区は、低層部には店舗と、「STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematicsの頭文字)人材」を輩出する人材育成拠点(約4500平方メートル)を設置するほか、中低層部(4階~9階ほか)は外国人観光客やビジネス目的で訪れる外国人を意識したホテル(約1万7000平方メートル)、上層階はオフィスで構成。約5バース(付帯施設を含めて約5000平方メートル)のバスターミナルも整備し、空港リムジンバスや高速乗り合いバス、観光バスの受け入れを予定する。地階には駐車場をつくる。

 住宅がメインとなるC街区は、100平方メートルまでの比較的規模の小さな住宅を中心に、高度人材・外国人ビジネスワーカーの中長期滞在にも対応するため、冷蔵庫や洗濯機など海外製の設備を備える国家戦略住宅(賃貸)も整備。エントランスには多言語対応のコンシェルジュなどのサービスを付けるほか、路面に外国人対応の幼児施設も設置。地階に駐車場などを整備する。

 各街区の路面レベルには広場をつくる。各街区はデッキでつなぎ回遊を促す歩行者ネットワークを整備。A街区とB街区を結ぶ青山通り(金王坂)に既存の金王坂歩道橋は青山通りを横断するデッキとして架け替え、幅員を約2メートルから約8メートルに拡幅すると同時にバリアフリー化する。区道931号線も歩行者や自転車にとって「利便性の高い」道路に改善する。

 災害発生時は、帰宅困難者に屋内に一時滞在施設(約2600平方メートル、157人程度に対応)、屋外に一時滞留可能なスペース(約3200平方メートル)を確保するほか、バスターミナルを活用し物資輸送や都市間の代替輸送の対応などを検討。環境負荷低減に向け、エネルギー利用の効率化や熱負荷の低減、資源の有効活用・再利用するなどの取り組みも行う。

 今年市街地再開発組合設立、2024年に権利変換計画認可、本体工事2025年度着工、2029年度に3街区同時完工予定。

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