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「渋谷2丁目エリア再開発」工事仮囲い 作家8人によるアートプロジェクト公開

渋谷ヒカリエ側の白い仮囲いに掲出されたアート作品

渋谷ヒカリエ側の白い仮囲いに掲出されたアート作品

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)と、青山通りの間に位置する再開発「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」新築ビル工事の仮囲いで12月1日、アート作品を掲出する「渋谷二丁目アートプロジェクト」の公開が始まった。

工事仮囲いのアート作品を手掛けたアーティスト・石井海音さん

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 渋谷駅周辺の再開発事業の一環として、高さ約120メートル、地上23階建ての複合施設の建設工事が進む同エリア。青山通り沿いから渋谷ヒカリエ側まで現在、敷地面積約3,460平方メートルを白い仮囲いの塀が囲む。同施設の竣工は2024年5月を予定するが、それまで工事は約2年半続く。同プロジェクトでは、渋谷ヒカリエ側の仮囲いにアート作品を掲出することで、工事中の建設現場周辺の彩りやにぎわい創出、渋谷のまちの魅力向上を目指すという。

 同プロジェクト立ち上げの経緯は、再開発組合構成員であるNANZUKA(神宮前3)が同エリアで2020年9月までアートギャラリーを運営していた縁から、同社が会員として所属する一般社団法人「日本現代美術商協会」(千代田区)と協働し実現に至ったという。

 今回のアーティスト選出に当たり、同協会のメンバーギャラリー50軒に声を掛け、「都市の移り変わり」をテーマにした作品を募集。計18人の応募作品の中から「渋谷という場所性、公共性、時代性、全体のバランス」を考慮し、NANZUKAを含む8つのギャラリーから計8人のアーティストを選出した。参加アーティストは佃弘樹さん、石井海音さん、横山隆平さん、野沢裕さん、森本美絵さん、高倉大輔さん、小林健太さん、田中功起さん。

 大阪在住のアーティスト・石井さんは、渋谷駅のプラットホームに立つルーズソックスの女子高生や、水鳥とたわむれるかわいらしい少女たちの姿を描いた作品「駅」を手掛けた。「大阪で暮らすため、渋谷のイメージはメディアから得るものが多い」という石井さんは「いつの時代か分からない、自分の空想の未来の渋谷駅を描いた。ホームの背面は今の渋谷の街のポスターで、その壁面の上からは木々がのぞき、ホームの下には水辺が広がる。木や水など、未来の渋谷は何なのか? 皆さんのイメージを膨らませてほしい」と笑顔を見せる。

 一方で、渋谷と関係の深い参加アーティストがNANZUKA所属の佃弘樹さん。SF映画やテレビゲーム、アニメーション、音楽などの影響を受けた近未来的な世界観を持つ作品で知られる佃さんが今回描き下ろした作品は「Rebuilding the grown roots of desire」。かつてギャラリーのあった再開発エリア内の「渋谷アイビスビル」をモチーフに描いた作品について、佃さんは「元々NANZUKAギャラリーに併設する地下スペースにアトリエを長く構えていたため、とても思い出深い場所。土地って人の情念のようなものが染みついている気がして、地下のアトリエにも思いがたくさんこもっていたと思う。(ビルが壊されて)その上に新しい施設が建っても、その情念はきっと残っている。そんな土地に染みつく思いをイメージしながら即興的に描いた」という。「ここを通る人が、たまたま誰かの作品を見てピンときたら、ネットなどで検索してもらえれば」(佃さん)とアートに興味を持つきっかけにしてほしいと呼び掛ける。

 ドローイングやペイント、写真作品などアーティストごとに個性的な作品がそろう。掲出期間は、工事の進捗(しんちょく)に伴い2022年9月頃まで。

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