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写真家・薮田修身さん、ミスチルの写真で構成するインスタレーションを渋谷で展示

アルバムのレコーディング風景を捉えた写真で構成するインスタレーション

アルバムのレコーディング風景を捉えた写真で構成するインスタレーション

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 写真家・薮田修身さんが撮影したバンドMr.Children(通称・ミスチル)の写真で構成するインスタレーション「THERE WILL BE NO MIRACLES HERE」が現在、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階「PARCO MUSEUM TOKYO」で開催されている。

出口付近の写真を展示する一角

 埼玉出身の薮田さんは、ファッションフォトグラファーとして雑誌やカタログ、広告などを中心に活動。同バンドとは1999(平成11)年に米NYのレコーディングスタジオで出会い、2004(平成16)年からアーティスト写真、アルバムジャケット、ライブを撮影し続けている。2015(平成27)年~2016(平成28)年にかけて、ライブやフェスなどのリハーサルやバックステージ、打ち上げ、レコーディングの様子など、メンバー4人の「素顔を捉えた」写真展を開催した。

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 今回の展示は、同バンドの新しいアルバム「SOUNDTRACKS」の発売に合わせ開催。「写真が氾濫している世の中で、ぐっと見てもらえるものを作りたい」と写真を一枚一枚展示する写真展ではなく、インスタレーションという形にした。作品には、2019年7月からロックダウン直前の2020年3月まで英ロンドンと米ロサンゼルスで行われた、同アルバムのレコーディング風景を捉えた1000枚以上の写真を使用。楽器を奏でる姿やスタッフと談笑する姿などを捉えた写真は3秒ごとに切り替え、文字情報は極力省き、合間には撮影した日付のみを入れた。場内の壁2面に長さ約4時間30分にわたる作品を投影している。

 ドキュメンタリーとして、中にはメンバーの顔がブレているような写真もそのまま使っており、長年バンドを撮影している薮田さんだからこそできた作品になっている。薮田さんは「目の前で起きていることを淡々と」撮影していると言い、今回は撮影した写真を「ほぼ全部見せている」。撮影時から展覧会が決まっていたと言い、バンドのメンバーには構想などは伝えたというが、使う写真や完成した作品は展示前には見せていないという。

 「写真をアートとして向き合ってほしい」と、場内は無音にし、来場客には普段使っている音楽プレーヤー・デバイスの持参を呼び掛け、イヤホン・ヘッドホンを付けて好きな音楽を聴きながらの鑑賞を呼び掛けている。薮田さんは「見方・感じ方は自由で、この写真や空間を通して何かを感じてほしい。正解は見る人それぞれの中にあるので、どういう風に捉えてもらっても良い。それぞれが想像したものが正しいと思ってもらっていいし、その答えを尊重したい」と話す。

 場内に置くモニターではロンドンの風景写真も流すほか、出口近くのエリアには「余韻に浸ってほしい」とインスタレーションに使う写真を十数枚ほど展示している。

 薮田さんは、ミスチルの魅力について「音楽にひたむきに真摯(しんし)に取り組む、絶対に手を抜かない所。そこにおいては一切の妥協はない。でも、それを難しくやるのではなく良い雰囲気で作っていく。その先に良い音楽があるのかな」と話した。

 会場では、インスタレーションに登場する写真を収録した写真集(6,300円)を先行発売するほか、トートバッグや写真をプリントしたTシャツなどのグッズを販売している。

 現在の営業時間は11時~20時(最終日は18時まで)。入場料は800円。2月1日まで。

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