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渋谷駅に乗り入れる鉄道各社、来春のダイヤ改正で終電時刻繰り上げへ

4社が乗り入れる渋谷駅

4社が乗り入れる渋谷駅

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 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い働き方や行動様式が変わる中、渋谷駅に乗り入れる鉄道4社は、来春のダイヤ改正で各線の終電時間を繰り上げる。

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 東急電鉄は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い利用客の動向が「大きく変化」し、深夜時間帯(24時台)の利用状況は東横線・武蔵小杉駅で55%減(今年9月)となるなど、終電時間帯の輸送人員も「大幅に」減少。「新しい生活様式」は新型コロナウイルス感染症収束後も定着し、働き方や行動様式も以前の状況に「完全には戻らない」と認識し、終電時間の繰り上げを含め事業構造の変革を推進していく。

 渋谷駅に乗り入れる東横線と田園都市線の現在の終電発車時刻(平日)は、東横線=渋谷駅24時47分発(元住吉駅行き)、横浜駅24時51分発(元住吉駅行き)、田園都市線=渋谷駅24時42分発(鷺沼駅行き)、中央林間駅24時52分発(長津田駅行き)となっているが、10分~29分程度繰り上げる予定。

 東京メトロは、ターミナル駅では他社線との接続を考慮し、相互直通運転路線では他社線の繰り上げ状況を考慮し時間を設定する。渋谷駅に乗り入れるのは銀座線・副都心線・半蔵門線で、概ね10分程度繰り上げる。銀座線の場合は、平日=24時12分渋谷駅発(上野駅行き)を10分程度、浅草駅24時4分発(渋谷駅行き)は9分程度、副都心線の場合は、平日=渋谷駅24時20分発(池袋行き)は13分程度、和光市駅24時7分発(東横線・元住吉駅行き)は渋谷までは14分程度、半蔵門線は、平日=渋谷駅24時15分発(清澄白河行き)は3分程度をそれぞれ繰り上げ、押上駅発の列車は渋谷駅までは変更無しとなる。

 JR線は3月13日にダイヤ改正を行う。山手線の渋谷駅発最終列車(平日)の出発時刻は、外回り(池袋駅行き)は24時52分から24時33分発に、内回り(大崎駅行き)は1時7分から24時48分発に、それぞれ変更する予定。最終的な時刻は2021年2月25日発売の時刻表に記載する。

 京王井の頭戦は、渋谷駅~明大前駅、明大前駅~富士見ヶ丘駅はそれぞれ上下線共に15分程度、富士見ヶ丘駅~吉祥寺駅は上り(渋谷駅方面)は15分程度、下り(吉祥寺方面)は20分程度繰り上げる予定。

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