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建築家・坂倉竹之助さんがデザインした公衆トイレ、渋谷区立西原一丁目公園に

「公園になじむように」デザインされたトイレ

「公園になじむように」デザインされたトイレ

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 建築家・坂倉竹之助さんがデザインした渋谷区立西原一丁目公園トイレ(渋谷区西原1)が8月31日、供用を開始した。

個室内の壁面には木々をデザインしている

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 日本財団(港区)が展開する、建築家らが区内の公衆トイレをリデザインする「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環。「暗い」「汚い」「臭い」「怖い」などのイメージから入りづらい状況がある公衆トイレを「誰もが快適に使用できる」ようになることを目指している。

 6カ所となる今回。かねて「利用頻度が極めて少ない」ことから「安心感」を意識したという。あんどんをイメージしたデザインで、外装は透けガラスになっており、夜間に内側から照明がともることで公園全体を照らし、公園全体のイメージを改善することも目指す。「公園になじむように」と、個室内の壁には木々をデザインしている。

 個室は3カ所でLGBTQに配慮したほか、時間帯によっては男性の利用が多いこともあり全個室男女兼用にすることで待ち時間の解消も図った。1室は誰でもトイレとなる。全個室自動ドア仕様。

 同プロジェクトでは本年度、全7カ所のトイレをリデザイン。すでに恵比寿公園トイレ(渋谷区恵比寿西1、片山正通さん)、代々木公園近くの代々木深町小公園トイレ(富ヶ谷1)、はるのおがわコミュニティパークトイレ(代々木5、以上坂茂さん)、恵比寿東公園トイレ(恵比寿1、槇文彦さん)、恵比寿駅西口・JR線線路沿いの東三丁目公衆トイレ(東3、田村奈穂さん)が利用開始。9月7日には渋谷・明治通り沿いの神宮通公園トイレ(神宮前6、安藤忠雄さん)が完工する。

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