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渋谷のミニシアター・アップリンクで性同一性障がいの若者追う実録映画

自分の性に違和感を持ち続けていた小林空雅さんの「変化と成長」を描いた©2019 Miyuki Tokoi

自分の性に違和感を持ち続けていた小林空雅さんの「変化と成長」を描いた©2019 Miyuki Tokoi

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 渋谷・宇田川町のミニシアター「UPLINK(アップリンク)渋谷」(渋谷区宇田川町)で7月24日、性同一性障がいの若者を追ったドキュメンタリー映画「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき 空と木の実の9年間」が公開される。

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 昨年11月、NHKで放送され、日本の番組や個人、団体を表彰する「ギャラクシー賞」候補になるなどしたドキュメンタリー番組「僕が性別“ゼロ”になった理由」の全長版となる同作。女性として生まれたが、自分の性に違和感を持ち続けていた小林空雅(たかまさ)さんの9年間を追い、「変化と成長」を描く。メガホンを取ったのは元NHKディレクターの常井美幸さん。

 小林さんは13歳の時に心は男性・生物学的には女性である「性同一性障がい」と診断される。17歳の時に出場した弁論大会で観客の前で「男性として生きていくこと」を宣言し、20歳で性別適合手術を受け戸籍も男性に変えた。

 当初5月の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期となっていた。

 公開を記念し7月15日には、オンラインイベント「LGBTQをめぐる教育現場での9年間の変化」を開く。常井監督と、学校に勤務しながらLGBTや教育に関する講演活動を行っている鈴木茂義さんが登壇しトークを展開する。

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