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ミクシィ、渋谷区の中学校にプログラミング学習用テキスト配布 自宅学習支援

第1回HTML言語基礎のテキストより

第1回HTML言語基礎のテキストより

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 ミクシィ(渋谷区渋谷2)が、ウェブやプログラミングの自宅学習用テキストを作成し渋谷区立鉢山中学校に配布している。

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で休校が続く中、学習課題の充実を図る支援として企画した。

 同社は昨年6月、区内に本社を構える大手IT企業などと小・中学生の「プログラム教育事業に関する協定」を締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」に参画。プロジェクトの一環として昨年10月から同校と連携し、学生向けのプログラミングに関する連続講座を行ってきた。プログラミング教育支援を行う同社の社員が「自宅で自主的に取り組めるテーマの発見」や「学習課題を充実させていく必要」について聞き、今回のテキストの作成に至った。

 テキストは特定の教科にひも付く学校教育課程に当てはまるものではなく、課外学習の一つして取り組むことができる課題として3章を提供。各回4ページで、内容は中学技術科の情報の章でも取り扱われているHTML言語基礎(第1回)、CSS基礎(第2回)、JavaScript言語基礎(第3 回)。「メモ帳」などのテキストエディタ―を使い汎用的なプログラミング言語とHTML言語を学べる内容で、学習のために特別な環境やソフトウエア、ネット接続は不要となっている。

 同校は5月1日から隔週で、生徒用クラウドにアップロードする形で配信。生徒はテキストを読みながら区から貸与されているタブレットPCを使って実践した後、併せて用意した振り返りシートに学習状況を記入して教員に提出する。

 同社は今後も新型コロナウイルスの影響が長期化する可能性がある中、区内の中学校全般に向けても「いずれ自宅学習支援に貢献できたら」と先を見据える。今回の取り組みは段階的、継続的なものを想定し、今後の状況を踏まえてさらなる支援策を検討していくという。

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