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「ののあおやま」 都営青山北町アパート跡地の街区名決まる

ショップやレストラン、高齢者向け住宅などで校正する高層ビルや緑地空間を整備する「ののあおやま」のイメージ

ショップやレストラン、高齢者向け住宅などで校正する高層ビルや緑地空間を整備する「ののあおやま」のイメージ

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 青山通りから一本入った「都営青山北町アパート」跡地で進む大規模再開発「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」(港区北青山3)の民事事業地区の街区名が「ののあおやま」に決まった。

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 同プロジェクトは、都営住宅団地「青山北町アパート」の老朽化を受け、東京都が民間開発を段階的に誘導しながら進める再開発事業で、建て替えにより団地を高層・集約化するとともに、青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地の形成を図っている。

 「ののあおやま」は、東京建物、三井不動産、三井不動産レジデンシャルなどが共同出資した青山共創が事業主体となり、2018(平成30)年3月に着工した。都有地を約70年間の定期借地で借り受けている。

 名称は日や月、神、仏などを指す「のの」から命名し、「自然の尊さに包まれ、そのありがたさを改めて感じさせる地になること」などの思いを込めた。

 建設したビルは地下1階~25階建てで、高さ約90メートル。敷地面積は約7895平方メートル、延べ床面積は約3万4800平方メートル。ショップやレストラン、賃貸住宅、高齢者向け住宅などを整備するほか、敷地内には約3500平方メートルの緑地空間を創出し、体験型環境学習や音楽・映画・アートなどの文化イベントなども企画していく予定。「自然回帰」「文化創造」「にぎわい創出」などをテーマに開発を進めている。

 建物・景観デザインは、建築家・隈研吾さんが監修・協力し、大規模な森と調和した外観デザインを計画。緑地空間全体のデザイン監修は、ランドスケープ・プラス(文京区)の平賀達也さんが手掛け、樹種の選定には東京農業大学の濱野周泰教授が協力する。明治神宮など計画地周辺地域の潜在植生や生態系に基づき外構を計画し、さまざまな生物が持続的に生息できる緑地空間を整備。隣接する児童遊園や、沿道一体型の開発事業とも連携を図り、エリア一体で連続した「森」の創出を目指す。

 緑地に面し、1・2階には商業フロア「ののあおやま ショップ&レストラン」、認可保育所(運営者=東京建物キッズ)を配置。1階の地域交流施設はエリアマネジメント活動の拠点としても活用する予定。総戸数229戸の賃貸住宅「クラス青山」は5~25階に入り、国籍や世代など、それぞれの居住ニーズに対応するプランやサービスなどを計画。入居者間の交流や創作・表現スペースにもなるサロンや、在宅勤務向けのテレワークスペース、フィットネスルームなどの共用施設を整備し、英語対応コンシェルジュも配置する。

 2~4階には、東京建物シニアライフサポート(中央区)が企画するサービス付き高齢者向け住宅「ツクイ・ののあおやま」も整備。総戸数49戸。自立した高齢者をはじめ、専任の看護師と介護士が施設内に 24時間常駐し、手厚い介護サービスを必要とする高齢者にも対応するという。隣接の都営住宅や近隣住民に向けた医療・介護サービスの拠点として、訪問看護事業所や訪問介護事業所なども併設する。

 4月1日には、民活事業の事業者3社と市街地開発、独立行政法人都市再生機構の5社が連携し「一般社団法人まちづくり ののあおやま」を設立。街区内の維持管理や「ののあおやま」を中心としたエリアのエリアマネジメント活動などを行う。

 5月28日完工予定。

 同プロジェクトの対象地区は表参道駅からも近く、青山通りや表参道などの通りに近接する約5.8ヘクタール。「ののあおやま」に隣接して、地上20階の「都営北青山三丁目団地」が建てられた。沿道一体型の開発を検討する北側の「業商複合ゾーン」は2021年以降の着工を目指し、クリエーティブ産業の集積を促すオフィス機能や、にぎわいの核となる商業機能、文化教育機能を持つ施設や駐車場を複合的に整備する計画。

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