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サンロッカーズ渋谷・田渡修人選手、ドリップバックコーヒーをプロデュース

好みの味を伝えながらコーヒーが入れられる様子を見つめる田渡修人選手(右)

好みの味を伝えながらコーヒーが入れられる様子を見つめる田渡修人選手(右)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)の田渡修人選手がプロデュースしたドリップバックコーヒーが、3月14日・15日に青山学院記念館(渋谷4)で開催される秋田ノーザンハピネッツ戦で販売される。

自身が焙煎した「MUブレンド」を手にする田渡選手

 区民施設やスポーツ施設などの運営を手掛ける渋谷サービス公社(渋谷区渋谷1)が2017(平成29)年に立ち上げたSHIBUYA COFFEE PROJECTとのコラボレーション企画。同プロジェクトでは、区内で焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使い、作業の一部を区内の福祉作業施設で行っているドリップバッグコーヒー「∞Cafe(ハチカフェ)」を販売している。

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 SR渋谷と同社のコラボレーションは初で、昨年秋に区内のイベントで知り合いコラボレーションが決定。今年1月から、SR渋谷のキャプテンでもあるベンドラメ礼生選手をイメージしたオリジナルブレンドで、選手のイラストなどをあしらったオリジナルパッケージの「ハチカフェ」を試合会場で販売してきた。

 コラボレーション第3弾となる今回は、「コーヒー好き」でもある田渡選手が味やパッケージデザインをプロデュースする。田渡選手は高校生の時に、「めちゃくちゃ格好いい」とブラックコーヒーを飲んでいた先輩をまねてコーヒーを飲み始めた。当初は「おいしくなかった」と言うが、「飲まなきゃ嫌になった」と、遠征などで海外に行く時以外は「毎日飲んでいる」。

 さらに、背番号の由来にもなっている妻・奈美さんがコーヒーショップで4年ほどアルバイトしていたことから、コーヒーメーカーやエスプレッソマシンも自宅にあり、朝には毎日、奈美さんが入れたホットコーヒーを飲むなど1日3杯以上飲んでいるという。奈美さんはアルバイトをしながらコーヒーの勉強もしていたため「(プロデュースするのは)僕より適任」と田渡選手は笑う。今回のプロデュースに際し、「知ったかぶりをして何か聞かれたら答えるために、『(コーヒーのことを)教えて』と言ったら、いろいろなことを教えてもらったが専門用語が分からなくて諦めた」とも。

 田渡選手は2月6日、コーヒーの焙煎を担当する焙煎所併設カフェ「ROSTRO(ロストロ)」(富ヶ谷1)を訪れた。「酸味もコクもバランスのいい味」「ナッツ系の香り」など田渡選手の好みに合わせ、店主で焙煎士の清水慶一さんが数種類の豆をブレンドした豆を引きハンドドリップで提供。口にした田渡選手は「めちゃくちゃうまい」と絶賛しつつ、「もうちょっとコクがあったら」と注文。2杯目を試飲すると「まじでこっちの方が好み。本当にこれが好き」と満足げな表情を見せ、味が決まった。販売するドリップコーヒーは、ブラジル産とコロンビア産の豆をそれぞれ2種類ずつブレンド。焙煎度合いは中入り。ブレンド名は「MU(めちゃくちゃうまい)ブレンド」。

 味と同時進行でパッケージデザインも考えた。「どうしよう…」と悩む仕草を見せつつ、普段は飲む側であることから、「コーヒーを入れる側になりたい」と、カウンターの中に自身が立っているデザインを提案。デザイナーが描くラフ画を見た田渡選手は「人が横を向いている絵が描けない。絵心がなさ過ぎてひどい」と自虐。田渡選手が「描いた絵をプリントする」案を提案されると、「それをやったらぐちゃぐちゃになる」と否定しつつ、「もし次の機会があれば描く」と応えた。

 味とパッケージを決めた後は、併設の焙煎所にも足を踏み入れ、清水さん指導の下、機械に生豆を入れたり、レバーを操作したりして焙煎も体験した。「温度を調整するタイミングが感覚と言っていて、(目指す)味に近づけるのは繊細な作業。めちゃくちゃ不器用な自分がやって大丈夫なのかと思いながらやった」と言うが、焙煎したてのコーヒーを試飲すると「めちゃくちゃうまい。本当においしい」と笑顔を浮かべた。チームではシューターというポジションを担っている田渡選手。「シュートも毎日同じタッチじゃ無いので、(感覚的な部分や繊細さは)バスケに通じるものがあるかもしれない」と話した。

 初めてのコーヒープロデュースとなった今回。「渋谷という都会でこんなことをやるなんて思わなかった」と驚いた様子を見せ、「楽しかった。自分が思っていることを形にしてくれて、好み通りに来てすごい、やっぱりプロだな」と振り返りつつ、「子どもでも飲めるくらい飲みやすい味だと思う。(販売個数が)少ないので、すぐ完売しちゃうと思う。急いで買ってください」とアピールした。

 販売は各日200パック限定。価格は3個入りパック600円。

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