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公園通りにアート拠点「東京都渋谷公園通りギャラリー」 都が新設、交流事業も

東京都公園通りギャラリーの外観

東京都公園通りギャラリーの外観

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 東京都が手掛ける「東京都渋谷公園通りギャラリー」(渋谷区神南1)が2月8日、渋谷・公園通りにオープンする。管理・運営は東京都歴史文化財団。

オープニング展「あしたのおどろき」の展示室

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 2005(平成17)年~2017(平成29)年に展開していたギャラリー「トーキョーワンダーサイト渋谷」をリニューアルした同所。アートを通じたダイバーシティの理解促進などを目指し、専門的な美術の教育を受けていない人などによる独自の発想や表現方法が注目されるアート「アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)=生の芸術」などの振興拠点となる。

 公園通りに面したガラス張りの空間に新設した交流スペースでは、収集を進めているアール・ブリュットなどの専門書などを閲覧できるほか、週末にはワークショップやトークイベント、ライブ・コンサートなど交流を促すイベントを、年20~40回程度展開する予定。

 設備面では公園通り側の入り口に車いす用の昇降機を新設したほか、展示室や交流スペースの受付カウンターに筆談器や点字のガイドブックも用意している。

 2部屋用意する展示室では年に3~4回の展覧会を予定。オープニング企画は「あしたのおどろき」展。日常にもある驚きや発見の体験をテーマに、作品を通して「今までの物の見方、『今日』は違う新しい世界=『明日』」を体験してもらおうと思いを込めた。国内の作家を中心に13組の延べ39作品を展示する。動物や日用品など身近な存在をモチーフにしている作家や、ドローイングや油彩など身近な技法を使う作家を集めたという。

 展示室の構成は、大阪を拠点にする建築家集団「ドットアーキテクツ」が担当。随所に配置する山をイメージした壁に作品を展示し、近くで見るだけでなく、壁の隙間から見たり遠景で見たり「散策しながら見る」ような空間に仕上げた。

 出展作家は、京都の障がい者支援施設「みずのき寮(現・みずのき)」の絵画教室に参加し動物をモチーフとした絵画作品を多く制作した小笹(おざさ)逸男さん、調理師として働きながら独学で作品制作を始めた土井宏之さん、兵庫の障がい者授産施設「すずかけ作業所」で作品制作を手掛け、植物や動物などをモチーフにパステル画を描く舛次(しゅうじ)崇さん、鹿児島の障がい者支援施設「しょうぶ学園」の「布の工房」から誕生したnui projectなど。

 東京都造形大学造形学部美術学科を卒業し、ピクチャーフレームなど展示空間に関する物や糸巻きなど日常的に目にする物をモチーフにした作品を制作する末永史尚さん、オリジナルの道具や手法で作品を作るスペインのデニス・ホリングスワークさんなど、美術の「メインストリートで」活動している作家の作品も並ぶ。

 交流スペースで同時展開する交流プログラム「ひらく、つながる」では、展覧会出展作家の小林さん、松岡さんによるパフォーマンスなどを行う。

 開催時間は11時~19時。月曜休館(今月24日は開館、翌25日は休館)。入場無料。4月5日まで。

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