見る・遊ぶ

カワセミやシマエナガも 東京都写真美術館で嶋田忠さん大規模個展

  •  
  •  

 鳥獣の写真で知られる写真家・嶋田忠さんの個展「野生の瞬間 華麗なる鳥の世界」が現在、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)で開催されている。

「雪の妖精」とも呼ばれるシマエナガ

 1949(昭和24)年埼玉県生まれの嶋田さん。日本大学獣医学部畜産学科卒業後、動物雑誌「アニマ」(平凡社)の創刊メンバーに参加。以降フリーランスの写真家として活動し、「太陽賞」「日本写真協会年度賞」などの賞を受けている。1980(昭和55)年から北海道を拠点に活動し、1990年代からは映像作品も手掛けている。

[広告]

 同展では、嶋田さんが20代前半から現在までに撮影した写真作品179点を展示する。会場序盤は、嶋田さんが写真家を目指すきっかけとなったカワセミの写真を中心に並べる。第2章「鳥のいる風景・北海道」では、雪の中のキレンジャクやミヤマカケス、北海道東部に生息していることで知られるタンチョウなどの写真を並べる。

 「赤と黒の世界」と題する第3章は、赤=羽毛やくちばしが赤いアカショウビン、黒=シマフクロウの写真で構成。水中でザリガニなどを捉える躍動的なアカショウビン、暗闇の中飛翔するシマフクロウなどの写真を大きい物で2メートル近いサイズで展示する。一方「白の世界」では、白と黒のまだら羽毛や冠羽が特徴的なヤマセミ、正面から見ると丸いシルエットで「雪の妖精」などとも呼ばれるシマエナガ、冬季に北海道などで越冬するオオワシの獲物を奪い合う姿を紹介する。

 最終章「緑の世界 熱帯雨林 精霊の舞う森へ」はパプアニューギニアで撮影した写真を並べる。アオフウチョウやオウゴンフウチョウモドキなど固有種の「求愛ダンス」を多数展示するほか、鳥が生息する森林、パプアニューギニアの人々の姿もとらえている。

 期間中、嶋田さんが来場者からの写真や自然について質問に答える「アーティスト・ネイチャートーク」も行う。参加無料。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。観覧料は、一般=700円、学生=500円ほか。月曜休館。9月23日まで。

  • はてなブックマークに追加