2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場（渋谷区千駄ヶ谷1ほか）で12月に開かれるオープニングイベントに、100メートルと200メートルの世界最速記保持者で陸上界の元スター選手、ウサイン・ボルトさんがゲスト出演し、レースを行うことが明らかになった。

11月の完工に向け建設が進む「国立競技場」

　1964（昭和39）年の東京五輪開催に伴い建てられた国立競技場（国立霞ヶ丘競技場・陸上競技場）を全面的に建て替える形で建設が進められてきた新競技場は11月末をめどに完成し、オープニングイベントは一般へのお披露目を兼ね、12月21日、「国立競技場オープニングイベント～HELLO, OUR STADIUM～」と銘打ち開かれる。

　性別や人種・国籍・宗教や、健常者・障がい者、選手と観客などの境の無い「OUR STADIUM その場所で、人類はひとつになる」をコンセプトに掲げるスタジアムでは当日、「スポーツ」「音楽」「文化」の3軸でコンテンツを展開。今回、第1弾としてボルトさんの出演を発表した。2017年にトラック競技からの引退を発表したジャマイカ出身のボルトさんは、オリンピックで通算8個の金メダルを獲得している。

　施設とイベントを企画・運営する日本スポーツ振興センターによると、ボルトさんも登場する「スポーツ」コンテンツでは、「これまでにない新しい形のレース（競技）を企画する」という。そのほか、日本を代表するアスリートやアーティストらも招き、6万人の来場を見込む。レース詳細は、10月中旬ごろに発表し、今後決定次第順次、出演者を発表していく予定。

　16時30分開場、18時30分開演（終演21時30分）。ローソンチケットで8月27日18時～9月16日23時に抽選販売し、結果は9月20日に発表。料金は、トラックに近い席から順に、カテゴリー1＝8,000円、カテゴリー2＝6,000円、カテゴリー3＝5,000円（全席指定、席種ごとに異なる記念グッズ付き、以上税別）。