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「原宿の街を変えていこう」 地元小学生が課題解決案提案、ゴミ問題も

保護者や地域の人たちなどに提案をプレゼンした子どもたち

保護者や地域の人たちなどに提案をプレゼンした子どもたち

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 「小学生の力で原宿の街を変えていこう」――小学生が街の課題を見つけ解決策を提案する「Social Kids Action Project」に参加した児童らが8月10日、長谷部健渋谷区長にプロジェクトの成果を発表した。

参加した子どもたち

トライアルを経て今年で3回目となる同プロジェクトは、子どもたちに自発的なアクションを起こさせ、子どもの視点・意見で大人を動かすことを目的に実施。4児の母でフリーランスとして活動する傍ら渋谷区非常勤職員でもある植野真由子さんが企画・主催し、NPO法人「放課後NPOアフタースクール」(港区)、「二枚目の名刺」(渋谷区富ヶ谷1)と連携し取り組んでいる。

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 参加する子どもたちは渋谷区在住・在学を主とした小学校高学年(4~6年生)を対象に、区内の全小学校でチラシを配布するなどして参加者を募集。今回は4年生を中心に12人が参加。例年女子が多いが、今年は男子が増え半々の比率となった。

 プロジェクトは8月5日を皮切りに5日のスケジュールで進行。初日は「原宿に来街する人はどんな人か」「どんな街だったらうれしいか」をリストアップするとともに、街の特徴や問題点をディスカッション。2日目には原宿表参道欅(けやき)会、神宮前六郵便局、東京メトロ明治神宮前駅の職員など「渋谷で暮らす(働く)人」にインタビュー。3日目にも街なかのショップに足を運んだほか、「渋谷を訪れる人」にも「どんな街になったらいいか」を街頭インタビュー。4日目には渋谷区の職員から話を聞いた。その後4つのグループに分かれ、ビジョンと解決策をまとめた。

 最終日となった10日には、長谷部健渋谷区長をはじめ、地域の企業や施設の社員らが参加し、子どもたちの意見に耳を傾けた。4つのグループは、「地球に優しい街」「全ての人が来られる街」「きれいで笑顔な街」「動物と自然を分かち合う街」を、それぞれビジョンに掲げた。

 フィールドワークで回った各店からタピオカドリンクのゴミが増えた事が上がったことから、「ゴミを捨てたくなるアプリ」「小さいゴミ箱を住宅に置いてもらう」「カラフルなゴミ箱を置くことで視認性を高める」など、ゴミ問題に取り組む提案が目立った。

 植野さんは「始める前から環境に触れる意識はしていたが、インタビューする中で想像以上にゴミの話が多かった。それが現実なのでは」と振り返る。5日間を終え、「参加することに意義がある、アイデアを伝えなきゃいけないと話していたので、皆がちゃんと発言できていた」とも。来年も開催する予定で「保護者の方や手伝っていただいた方からアンケートを採って、どんどんよくしていきたい」と話した。

 プレゼンしたアイデアは、引き続き子どもたちが主導となり実現に向けて行動して行く予定で、進捗(しんちょく)状況は同プロジェクトのホームページで公開していく。

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