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アルバルク東京とサンロッカーズ渋谷、今季最後のダービー戦

今季最後のダービー戦となったアルバルク東京(黒のユニホーム)とサンロッカーズ渋谷(白のユニホーム)

今季最後のダービー戦となったアルバルク東京(黒のユニホーム)とサンロッカーズ渋谷(白のユニホーム)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)とサンロッカーズ渋谷(同、SR渋谷)が4月10日、アリーナ立川立飛で今季最後のダービー戦を戦った。観客数は2335人。

第2Qには100%でシュートを決めたザック・バランスキー選手

 共に渋谷区をホームタウンに位置付ける両チームは、同じ東地区に所属し今季6戦目の戦いとなった。東海大や筑波大など同窓の選手も多く、A東京・田中大貴選手も「試合をするのを楽しみにしている」と言う。ザック・バランスキー選手も「久々に会うとうれしいし、話が弾んで終わらないくらい仲がいい」と笑顔を浮かべるが、「楽しみながらも大学の同じ時期にやっていたメンバーには負けたくない」と勝負に関しては一歩も譲らない。

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 立ち上がり流れをつかんだのはA東京。SR渋谷のターンオーバーから田中選手のレイアップ、3ポイント(P)シュートと連続で得点を挙げたほか、ピック&ロール(スクリーンを使ったオフェンスの1種)に対してSR渋谷がディフェンダーをスイッチしない戦術を取ったため、ズレをつくることができ「余裕を持ってプレーできた」(田中選手)と得点を重ねた。第2クオーター(Q)には「打てば入ると思っている」とシュート力のあるバランスキー選手がフリーの3P2本、フリースロー4本を100%の確率で決め、最大23点差を付けた。「フィジカルと気持ちの準備ができていなかった」(SR渋谷ロバート・サクレ選手)SR渋谷は、A東京のプレッシャーにタフショットやターンオーバーが目立った。

 A東京は「開始3分で完全にシャットアウトしないと、と話して臨んだ」(田中選手)後半だったが、SR渋谷はサクレ選手がミスマッチを生かしたり、ディフェンスリバウンドからの速攻でダンクを決めたりチームに勢いを引き寄せる。第3Q終盤には長谷川智也選手が3P2本、最終Q開始直後には杉浦佑成選手が3P1本を決めるなど流れをつかむと、サクレ選手が4連続で得点を挙げ8点差まで追い上げたが、A東京は田中選手の3Pなどで追随を許さず81-73で勝利を収めた。

 田中選手は「理想は点差をキープするかもっと離すかだったが、オフェンスリバウンドを取られたりサクレ選手に簡単にシュートを許したり、自分たちがコントロールできるところで集中力を欠いてしまった」と後半を振り返りつつ、今季SR渋谷との戦いに6戦全勝したことについては「圧倒できてよかった」と話した。

 SR渋谷はけが人が相次いでいるが、プレータイムが伸びている長谷川選手は「自分にとってはチャンス」と捉える。得意な3Pはこの日7本打ったが沈めたのは2本で、「アテンプトはできているが決め切れない自分に腹立たしい」と悔しさをにじませる。一方、ドライブ(ドリブルでリングにアタックするプレー)を仕掛けることも意識している中で、第3Qにはファウルを受けながらレイアップを決めつつ、腰から落下し痛める場面もあったが、「危なかったが勇気を持っていけば何かしら生まれると分かった」と手応えをうかがわせた。

 次節今月13日・14日、A東京は東地区1位の千葉ジェッツと対戦する。ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「(勝っても)順位の変動はないかもしれないが、少しでも気を緩めたら悪い方向に行く。全力を尽くしてアウェーで2勝取りにいく」と言い、田中選手も「ルカは小細工しないと思う。持てる力をぶつけたい」と続く。

 同じくSR渋谷は東地区2位の栃木ブレックスと戦う。長谷川選手は「オフェンスもディフェンスもリーグトップのチームとできるのは楽しみでもある。失うものはないので、今いる10人全員で今日はできなかった前半から全力を出せるように準備したい」と意気込み、サクレ選手も「負けると思われているかもしれないが関係ない、下馬評を覆したい。自分たちはやるだけ」と力を込めた。

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