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渋谷発サッカークラブ「TOKYO CITY F.C.」が構想発表 Jリーグ参入目指す

(左から)ゼネラルマネージャー兼監督の深澤佑介さん、阿部翔平選手、山内一樹社長

(左から)ゼネラルマネージャー兼監督の深澤佑介さん、阿部翔平選手、山内一樹社長

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 渋谷を拠点に活動するサッカークラブ「TOKYO CITY F.C.」が3月4日、Jリーグ参入を目指す構想を発表した。

J1リーグでのプレー経験もある阿部翔平選手

 2014年に設立したクラブで、今シーズンはJリーグ1部(J1)から数えて8部に当たる東京都社会人サッカーリーグ2部(都2部)に所属している。多様な人たちやフラットな関係性など「ソーシャルな価値観」を持った人たちがソーシャルメディア(SNS)を通して出会い、「ワクワクし続ける渋谷をフットボールで」というビジョンを掲げる「ソーシャルフットボールクラブ」と位置付ける。

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 「ワクワクする」要素の一つとして、「試合に勝つこと」「強い相手と戦うこと」が必要と感じ、昨シーズンからチームの強化に乗り出した。毎年、各カテゴリーでリーグ優勝するとともにカテゴリーを上げ、2024年にJリーグ参入を目指す。そのための運営体制を整えようと、2月にはクラブの運営会社「PLAYNEW」(渋谷区円山町)を設立。山内一樹社長が中学から大学まで青山学院に通っていたことや「カルチャーの発信地」であることから、渋谷での旗揚げとなった。

 チームカラーは、「新しさ」を表現する白、「若さ」を表現する青、「熱狂」を表現する赤。エンブレムはスクランブル交差点をモチーフに、中央には人が握手しているようにも見えるサッカーボールをデザインする。クラブでは、大人のサッカー競技人口が減少し続けている背景から、仕事をしながらも「本気で」サッカーをする環境がある「兼業・フットボーラー」という選手のあり方を提案する。

 昨季からゼネラルマネジャー兼監督を務めるのは、Jリーグ「湘南ベルマーレ」でスカウトやチームマネジメント業務などを担当した深澤佑介さん。今季は高校生や大学生、エンジニア、公務員、経営者、編集者など、さまざまな年代・職種の選手22人が在籍。現役大学生でJリーグ「FC琉球」でのプレー経験もある玉川由(ゆう)選手は渋谷育ちでもある。現在専用のグラウンドなどは保有しておらず、平日夜間には代々木公園内のフットサルコートで体幹トレーニングなどを、週末には埼玉や幕張などのサッカーコートで練習を重ねるなど週に3日ほど練習している。

 2月にはJ1リーグでプレー経験のある阿部翔平選手が新加入した。阿部選手は1983(昭和58)年生まれ。船橋高校、筑波大学卒業。2006年にJリーグ「名古屋グランパス」に入団し、2010年には優勝に貢献。2009年には日本代表にも召集された経験を持つ。Jリーグ「ヴァンフォーレ甲府」などを経て、「TOKYO CITY F.C.」に入団。チームで唯一のプロ契約となる。背番号は小学生の時に初めて付けた「21」を自己申告した。

 阿部選手は同クラブについて、「若い力が結集されていて面白いと思ったのが第一印象」と振り返り、「SNSなど不得手な部分やイベントがすごく魅力的で、学びたいし体験したいと思った。僕と若い力が合わさったらすごく面白いことができるのでは」と期待を込める。「自分で何か興してもいいので、いろいろなチャレンジができるのでは」とセカンドキャリアも視野に入れている。「渋谷は縁遠い感じだったが、面白い人たちがいるのがよく分かった。こういう方たちとたくさん関わっていきたい」とも。

 J1・J2でプレーした経験を元に「サッカーの方で貢献していきたい」と意気込む阿部選手は「このカテゴリーでは戦術や戦い方が浸透していないと思うので、一からやっていき試合に勝っていきたい。内容含めて、選手それぞれが前向きに戦って結果を付いてこさせることを目指したい」と意欲を見せる。

 2月下旬から練習に参加し、2月23日に行われたソウル・ユナイテッドFCとの親善試合に出場している。「(リーグとの)ギャップはあるが、サッカーに対する情熱やひたむきさは感じているし、うまくなろうといる気持ちはある。まだまだだが、僕が言うことで選手それぞれが成長して、チームが良くなっていくのが楽しみ」と話す。

 今季は3月24日にエリース東京クラシックと開幕戦を行う。

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