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渋谷ヒカリエなどで働き方を考える祭典「TWDW」 テーマは「仕事から私事へ」

昨年(2017年)開催時の会場の様子

昨年(2017年)開催時の会場の様子

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 働き方を考える祭典「TOKYO WORK DESIGN WEEK(TWDW) 2018」が11月17日~23日の7日間にわたり、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)をメイン会場に今年も開催される。

TWDWオーガナイザー横石崇さん

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 2013年にスタートした同イベントは、毎年23日の「勤労感謝の日」前後の7日間を中心に開かれる。期間中、「働き方」「仕事」にまつわるアイデアなどを参加者が交換しながら、「新しい働き方」「未来の働き方」を前向きに思い描く。過去5年間の来場者数は、20~30代を中心に延べ2万人を数える。6年目を迎える今年は拠点となる渋谷のほか、横浜、大阪、さらにソウルにもサテライト会場を設けるなどして規模を拡大する。

 今年のテーマは「仕事から私事へ」。「僕らが働き方改革から学んだことは、このまま会社には依存できないということ」と話すのはTWDWオーガナイザーの横石崇さん。「人生100年といわれる中で、自分自身で時間も収入もコントロトールしてマネジメントしていく時代。1億総経営者時代の到来に向け、そのための準備をここでしてもらえれば」と会社に依存しない働き方を考える場にしたいという。

 渋谷ヒカリエ8階のイベントスペース「8/COURT」ではトークセッションやワークショップを開き、各業界の新世代リーダーやキーパーソンたちが連日出演。初日を飾るオープニングイベントには、ヤフーのコーポレートエバンジェリスト・伊藤洋一さん、楽天大学学長・仲山進也さん、ハピキラFACTORY社長とニーモバイルコミュニケーションズを兼業する正能茉優さんが登壇し、「“仕事”を“私事”に変える~会社員3.0時代の復業化する働き方~」についてトークセッションを行う(17日 15時~16時15分)。

 「doの肩書き、beの肩書き~あなたの肩書きを改革する~」(17日 18時~20時)ではコルク社長・佐渡島庸平さん、勉強家・兼松佳宏さん、ツクルバCCO中村真広さんが登壇し、社会的な職業や肩書きではなく、本来の自分を表す「beの肩書き」について三者が語り合う。人気の恒例企画では、「100人いたら100通りの働き方がある」という考えから、さまざまな職種やワークスタイルを持つ100人が集結するミートアップイベント「働き方100人会議」(22日 19時15分~21時30分)があるほか、最終日にはロフトワーク共同代表・林千晶さん、「WIRED」日本版前編集長・若林恵さんが登壇し、「お金は誰のためにある?」をテーマに「働き方」「仕事」の本質に迫る(23日16時30分~18時)。

 隣接するギャラリースペース「CUBE(キューブ)」では、名刺管理アプリ「Eight(エイト)」と伊藤園がプロデュースする「一期一会の茶室」を限定オープン。お茶を飲みながら、イベント参加者同士が対話できるコミュニケーションの場を提供する。銀座蔦屋書店とコラボレーションし、ブックコンシェルジュ・兼頭啓悟さん監修による「働き方」に関するお薦めの本を紹介する「特設ライブラリー」も併設する。

 そのほか、100BANCH(渋谷3)、Loftwork COOOP10(道玄坂1)、BOOK LAB TOKYO(道玄坂2)、クリエイティブボックス(神宮前6)、SHIBAURA HOUSE(港区)、ハローライフ(大阪市)、スカイスパYOKOHAMA(横浜市)、東大門デザインプラザ(韓国)などをサテライト会場とし、計7日間で総勢100人が登壇し、約40のプログラムを展開していく。

 横石さんは「働き方を変えるためには、自分の内面も冒険するべき」とし、現在の自分の働き方を見つめ直す機会にしてほしいと参加を呼び掛ける。

 有料イベントのチケットは現在、ウェブで販売している。

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