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長塚京三さん「そうだ 京都、行こう。」最初で最後の生ナレ披露 25周年展で

会場で「最初で最後」の生ナレーションを披露する長塚京三さん

会場で「最初で最後」の生ナレーションを披露する長塚京三さん

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 JR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの25周年を記念した企画展が10月9日、青山・スパイラル(港区南青山5)で始まった。

長塚京三さんの生ナレーション(動画ニュース)

 寺や神社、紅葉や桜などの京都の景色と共に、俳優・長塚京三さんが「旅人」の視点からナレーションを務めてきた「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンCM。第1回が放映されたのは1993年秋。時に感嘆する声や、ちゃめっ気のあるせりふも交えながら、優しく深みのあるナレーションで京都の魅力を語り、テーマソング「私のお気に入り」と共に欠かせない存在となってきた。長塚さんのナレーション出演は、今月13日から放映される今年秋のCMが最後となる。

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 初日に開かれたオープニングイベントに長塚さんが登場。長塚さんは「最初で最後」となる生ナレーションを披露した。壇上で第1回CMの映像やテーマソングに合わせ声を当て、終了後は手を横に振り照れたような表情を浮かべた。

 生ナレーションの最後にも披露した「そうだ 京都、行こう。」の言葉は、歴代CMの中で初回のみ長塚さんがナレーション。2作目以降はテロップのみで実際には読まれることは無かったが、最新CMでは「最後ということで復活した」と自ら説明。「コピーありき、映像ありきで、僕が一番最後に、一番気持ちいいところに乗せていただいた」と終始謙遜の表情を見せ、「(監督の)高崎さんに感謝の意をささげたい。25年間とっても気持ちよくやらせていただいた」と高崎監督に一礼した。

 生ナレーション披露前の高崎監督とのトークでは最初のナレーションを振り返り、感想を聞かれると突然、空で覚えているナレーションを生披露する場面も。高崎監督が「実際は夏に撮ったけど秋らしく感じられるように苦労した」などと撮影秘話を明かす一方、長塚さんは「役作りということはない。ただ、読むだけ。同業者には、言い方を変えれば『下手な芝居より、よっぽどいい』と言われた。とてもありがたかった」と笑いを誘った。

 ナレーション収録直前まで本格的な打ち合わせは無し。収録の際に映像とコピーを見て、その場で感情移入し雰囲気をつくっていたと言い、「本当に自分の好きなようにやらせていただいた」と長塚さん。自身も、ナレーションを務めた寺院などには「まず行く」と言い、「紅葉や桜ではなく、シーズンオフに行く冬枯れの京都も好き」と京都愛も語った。

 「不思議とコマーシャルの仕事がきっかけになっている。そうだ京都行こうキャンペーンもその一つ」と、自身の俳優キャリアとともに歩んできた思い入れのあるキャンペーンを振り返り、「年は巡って25回(年)やっているから十分、懐かしい。幸せないい仕事に携わらせていただいた」と締めくくった。

 スパイラル中2階エスプラナードでは期間中、過去25年間のキャンペーンのうち、初回・清水寺編などのポスター8点を展示。高崎勝二監督、コピーライター太田恵美さんのコメントも併せて紹介する。会場では京都の地図が載ったキャンペーン冊子も配布している。

 開催時間は11時~20時。入場無料。今月16日まで。

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