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安室さん引退「最後の日は渋谷で」 長年のファンら、109などで名残惜しむ

アムラーの「聖地」でもあったSHIBUYA109にも親子連れなど多くのファンが詰め掛けている

アムラーの「聖地」でもあったSHIBUYA109にも親子連れなど多くのファンが詰め掛けている

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 歌手・安室奈美恵さんの引退日となる9月16日、渋谷には安室さんのファッションをまねた「アムコス」ファンや長年安室さんを応援してきた「アムラー」世代の親子連れなど、多くのファンが詰め掛けている。

安室さんの衣装をまねた「アムコス」で渋谷を訪れるファンも

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 安室さんが故郷・沖縄のステージに立った15日夜には、渋谷スクランブル交差点(渋谷駅前交差点)に臨む東急百貨店東横店の屋外広告が取り外されるなど、街なかでも「引退後」に向けた動きが進む中、「最後は渋谷で」と、90年代にアムラーブームが起きた、ファンにとっても「特別な地」を目指し、安室さんファンが押し寄せている。

 安室さんの手形モニュメントが1階エントランスに設置されているSHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)では朝からファンが長蛇の行列をつくった。営業開始時間を1時間ほど前倒しし、手形モニュメントへの誘導を開始。同館を運営するSHIBUYA109エンタテインメント・メディア・プロモーション部の塩田倫子さんは「今日は特に人が多い。8階のポップアップストアの整理券が無くなったり(扱っている)ガチャガチャが売り切れたりする可能性もある」と話す。

 安室さんは、中学生だった1992年、5人組グループ「SUPER MONKEY'S」としてデビューし、1995年にソロアーティストとして活動を開始。当時一世を風靡(ふうび)した、小室哲哉さんプロデュースによるアーティストら「TKファミリー」の一員として脚光を浴び、立て続けにミリオンヒットを記録。結婚・出産で一時休業し、その後小室さんのプロデュースを離れ「主戦場」をライブステージに移してからも、デビュー当時から20年以上にわたり、多くのファンが根強く安室さんを応援し続けてきた。

 この日、渋谷を訪れたファンの多くも安室さんと同世代の30~40代。ママ友同士や子連れで訪れるファンも後を絶たず、安室さんのこれまでのツアーグッズや、安室さんのステージ衣装をまねる「アムコス」に身を包み、安室さんの広告などの前で写真を撮る姿などが見られている。

 朝から109前に並び、それぞれ神奈川県と長野県から来て待ち合わせたという田中華子さん(35)、冨田千恵美さん(36)は、ファンクラブにも入る熱心な安室さんファン。田中さんは昨年の25周年ツアー時、グラデーションがかったグレーのワンピース姿の「アムコス」。4歳の長男もツアーTシャツを着用し、親子でファンだという。「ちょっとでも奈美恵ちゃんを感じたい」と渋谷を訪れたと言い、安室さんの魅力について、「芯を曲げないところ。引退しちゃっても、ずっとずっと目標にし続ける」と話す。

 埼玉から来た女性ファンの松本さんは、安室さんの赤いステージ衣装で決めた年子の長女・次女2人を連れ渋谷に。「沖縄に行けなかったから来た。これからも大好き」と思いを語った。

 共に安室さんと同い年のゆみこさん(40・埼玉県)、みかこさん(40・千葉県)は、厚底ブーツにパンツスーツなど、安室さんに憧れ10代のころ109に買い物に来ていたという元アムラー。「子育てなどでライブには行けなかった時期もあったけれど、ずっと陰ながら応援してきた。引退が発表されてから『あと1年しかない』と我慢できなくなった」とファン活動を再開。この日も2人そろって、安室さんがMVで着た衣装をまねた「双子コーデ」で渋谷を訪れ、「ありがとうの言葉しかない。お疲れさまでした」と声をそろえた。

 エントランスに安室さんへのメッセージボードを置き、この日は「The Namie's Style 勇退記念号」と題し「奈美恵語録」などを収めたフリーペーパーを配布しているタワーレコード渋谷店(神南1)にも安室さんファンの姿が。

 江戸川区から来た、ゆみさん(35)、みちよさん(40)、えみさん(39)は先日、「子どもたちを幼稚園に送り出した後、3時間ずっと、安室ちゃんの歌を歌った」というママ友3人組。「ライブに行くといつも『こうなろう』と思える憧れの存在」(ゆみさん)、「曲を聴くと青春時代を思い出す」(みちよさん)などと安室さん談義に花が咲き、「みんなまねして細眉メークをした。パンツスーツも買った。今まで本当にありがとう、という気持ち」(えみさん)と話していた。

 渋谷ヒカリエ(渋谷2)で開かれている企画展「namie amuro Final Space」はチケットがすでに完売。引退日前後の混雑を見越し、6月の予約開始時にチケットを手に入れたファンなど、「プレミアチケット」を手にするファンが整然と列をつくり、歴代の衣装やステージセットなどが並ぶ展示会場で安室さんに別れを告げている。

 109やヒカリエ周辺をはじめ、安室さんとのコラボ商品を展開し外壁には巨大な屋外広告も掲出する「H&M渋谷店」(宇田川町)など、一通り「安室さん巡り」をしたファンの間では「最後の日は渋谷で、と思い来たものの、これからどうしよう」という声も聞かれる。「沖縄料理食べに行く?」「やっぱりカラオケかな」と、「聖地」渋谷で思い出を残そうと、安室さんとの別れを名残惜しんでいる。

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