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AIで日本酒をレコメンド 渋谷に限定バー、ブラインド試飲と合わせ判定

ブラインド試飲とAIで好みのタイプを判定する

ブラインド試飲とAIで好みのタイプを判定する

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 渋谷・スペイン坂の「GALLERY X BY PARCO」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6712-7505)に5月30日、AI(人工知能)で味覚タイプを診断する日本酒バー「BAR YUMMY SAKE」が限定オープンした。

タイプに合わせた日本酒とつまみを提供

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 主催は、インタラクティブ・クリエーティブ事業などを手掛ける博報堂アイ・スタジオ(千代田区)のクリエーターとエンジニアの有志で構成する社内ラボHACKist(ハックイスト)と、日本酒のセレクトショップ&バー「未来日本酒店」(代官山町)などを展開する未来酒店(同)で構成するProject Yummy。AIと日本酒をテーマにしたビジネスを考える中で生まれた取り組みで、「日本酒のファン拡大」や「日本酒の新しい楽しみ方の提案」を図る。

 ブラインドテイスティングとAI技術を活用して、体験者の味覚タイプを判定するサービス「ヤミー・テイスティング」を導入する同店。味覚のタイプを診断するAIは、利き酒師や数百件に上るテイスティングデータを基に開発。判定するタイプは12種類で、分かりやすさやなどを意識し「スルスル」「トロトロ」「ビュンビュン」「クルンクルン」などのオノマトペ(擬音語)になっている。

 20~30代半ばの若年層を主なターゲットに渋谷で展開。来場客は、同サイトのウェブサイトにアクセスしIDなどを登録後、テイスティングに集中できるよう、ノイズキャンセリングヘッドホンとサイドの視界を遮るパーテーションを付けたウエアラブルデバイスを着用。全面黒の壁に覆われた空間では、酒の銘柄が書かれていない日本酒10種類をヘッドホンから流れてくる音声に合わせてテイスティングし、スマートフォンで味わいを5段階評価していく。体験者が入力した評価を基にAIで味覚を判定し、好みのタイプを導き出す。

 テイスティング後は、味覚タイプ別に作ったオリジナルの「オノマトペ酒」と、フードコーディネーターが監修した、各タイプの酒に合わせたつまみをセットで提供。追加注文もできる。酒=500円または700円、つまみ=500円または800円。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜は13時~)。体験料は2,500円。6月3日まで。終了後は代官山の未来日本酒店で同様のサービスを提供していく。

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