アルバルク東京、CS決勝前公開練習 竹内譲次選手「やってきたことを信じ抜ける」

今季やり続けているというウオーミングアップを兼ねた練習を公開した

今季やり続けているというウオーミングアップを兼ねた練習を公開した

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 アルバルク東京(以下、A東京)が5月23日、週末に迫った「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-2018」決勝戦に向け練習を公開した。

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 レギュラーシーズン60試合を勝ち上がった8チームが出場し、2戦先勝のトーナメント戦でシーズン王者を決めるチャンピオンシップ(CS)。東地区2位で出場を決めたA東京は初戦(今月12日・13日)で京都ハンナリーズを、準決勝(今月19日・20日)でシーホース三河をそれぞれ下し、初の決勝進出を決めた。決勝の相手は同地区1位で勝ち上がった千葉ジェッツふなばし(以下、千葉)となる。

 ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは、「シーズン終盤で疲労もたまっていると思うが、メンタルも含め今一度組み立てて一番いい状況でプレーさせるのが一番のテーマ」と、レギュラーシーズン中よりは練習レベルを下げているという。

 公開した約30分間の練習では、「10カ月ずっとやっている」というA東京が得意とするピック&ロール(スクリーンを使ったオフェンスの1種)の練習やトランジション(切り替え)からのオフェンスなどを行った。

 田中大貴選手とジャワッド・ウィリアムズ選手はコンディション調整のため、別メニューをこなした。現在の状況について、田中選手は「どれだけ疲労を取れるかもある。先週は2戦共にオーバータイムで、肉体的にも精神的にもものすごくタフな試合だった。リフレッシュして臨むこともいい準備の一つに入ると思う。自分は今そこに集中している」と話す。

 決勝進出については「(どこのチームも)皆、優勝を目指してやっているので、ファイナルの舞台に立てることのうれしさは感じる」というが、「どうしたら勝てるのか、どういう戦いをしなきゃいけないのかなど、そういう気持ちの方が大きい」と冷静さを失わない。

 「練習を積み上げてきた自信は皆持っているし、しっかりとステップアップしてきている手応えは感じている。(今季は)自分自身としてもボールを触る回数も増えたし、チームの攻撃の起点だと思っているので、どうやったらチームや自分がうまくいくのか、この1年間考えてやってきた。あと1試合、うちらしくしっかりディフェンスから入って、泥臭くてでもいいので1点でも(千葉を)上回りたい」と力を込める。

 今季について、竹内譲次選手は「夏(の練習)はつらかったが、やってきたことを信じ抜ける自信になっている」と振り返る。決勝に向け、「(優勝を)目指してやってきたので、いよいよきたという感じ。セミファイナルから気が張りっぱなしで、コートを離れても考えていて落ち着かない」と心境を吐露。千葉の要の一人、マイケル・パーカー選手とマッチアップする場面も多い中、「日本のリーグなので、日本人が頑張らないと」と話す。千葉とはレギュラーシーズンで6回対戦していることから「お互いに分かっている部分あるが、先入観無しで戦いたい」と話し、「うちは激しいDFに力を入れてきた。千葉は爆発力がある。やってきたことを試すには申し分ない相手。どういう状況でもやるだけ」と意気込む。

 試合は横浜アリーナ(横浜市港北区)で5月26日、14時5分ティップオフ。

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