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渋谷駅西口再開発ビルに「東急プラザ」復活 オフィスエリアにはGMOグループ

北東側のビル外観(画像提供=東急不動産)

北東側のビル外観(画像提供=東急不動産)

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 渋谷駅西口エリアで進む「道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」の商業施設エリアに東急プラザ渋谷(渋谷区道玄坂1)が再出店する。事業主は道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合で、参画する東急不動産が3月7日に発表した。

1階バスターミナルとアーバン・コアのイメージ

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 東急グループなどが進めている渋谷駅周辺再開発のプロジェクトの一つで、2015年に閉館した旧「東急プラザ渋谷」の跡地や隣接する街区を一体的に再開発している同事業。敷地面積は約3336平方メートル。延べ床面積は地下4階~地上18階(建築基準法上は19階)の22フロア計約5万8970平方メートル。高さは約103メートル。フロア構成は、地下3階~2階=駐車場や物流・荷さばき場、地下1階~地上8階、同17階・18階=商業施設、地上8階~同16階=オフィス、地上17階=産業進出支援施設。

 新築ビルの核として出店する東急プラザは東急不動産の代表的な都市型商業施設。再出店する渋谷店は、2012年に開業した表参道原宿店(神宮前4)から行っているリブランディングの集大成になるという。有効営業面積は約1万4000平方メートル。

 「人生百年時代」といわれ、今後超高齢化社会を迎える背景を受け、「成熟した大人」をターゲットにした施設を目指す。「『本物・本質的・普遍的』なものを大切にし、時間を重ねて成熟していく人生を楽しむ」ライフスタイル観を「MELLOW LIFE」と呼び、提案していくという。テナントは、「美」「食」「健康」「ライフプラン(サポート)」などをキーワードにした店舗で構成する予定。

 地上9階~16階のオフィスエリア(延べ床面積約1万6000平方メートル)には、GMOインターネットグループが入居する。数カ所に分散しているグループ企業のオフィスを、同ビル内と本社のセルリアンタワー(桜丘町)に集約するという。

 同施設にはこのほか、地上1階には観光支援施設や空港リムジンバス発着場を含むバスターミナルを設けることで駅西口の「新たな玄関口」としての役割を担う。同階には手荷物の預かり・集約、外貨両替、観光案内などを一体化した観光支援施設も整備する。地上2階部分にJR渋谷駅と接続するデッキや、地上から中層階をつなぐ縦導線「アーバン・コア」を設置し歩行者ネットワークを整備することで駅や街との回遊性を生み出す。地上8階~16階には屋内吹き抜け空間「エコボイド」を、地上16階部分には屋上広場も設ける。

 完工は2019年秋を予定。

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