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渋谷・幡ヶ谷駅に居酒屋「而空」 四川料理と日本酒の組み合わせ提案

酒匠の資格を持つ店主の山下勲さん

酒匠の資格を持つ店主の山下勲さん

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 幡ヶ谷駅近くの居酒屋「酒廊 而空(しゅろう じくう)」(渋谷区幡ヶ谷2、TEL 03-6276-8358)が7月、「中華料理と日本酒のペアリング」提案を始めた。

提要する料理のイメージ

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 料理番組「料理の鉄人」の影響で幼少期から中華の料理人を夢見ていた山下勲さんが4月に独立開業した同店。化学調味料を使わない四川料理と利き酒師の上位資格「酒匠(さかしょう)」を持つ山下さん自らが酒蔵に足を運んで選んだ日本酒を提供している。

 店舗面積は1階と2階合わせて74.63平方メートル(キッチンなど含む)。席数は、1階=カウンター5席、テーブル7席、2階=テーブル23席の計35席。店頭には造り酒屋の軒先につるされている杉玉をディスプレーしているほか、店内は赤と黒を基調にした「落ち着いた雰囲気」に仕上げている。

 ペアリングセット(5,800円)は、5種類の料理に7種類の日本酒を合わせる。徳島産「阿波尾鶏」を19種類の香辛料を使ったラー油などで味付ける「よだれ鶏」=伊勢志摩サミットで乾杯酒の一つとして選ばれた「作 恵の智 -純米吟醸-」、葉ニンニク入りのマーボー豆腐=奈良の米「露葉風(つゆばかぜ)」で作る「みむろすぎ 特別純米 辛口」などの組み合わせで提供する。事前予約制で1日4組限定。

 単品料理では、表面を霜降りにした阿波尾鶏を伊豆産わさび「真妻」・塩・しょうゆで食べる「鶏わさび」(950円)などの鶏肉料理、「四川風ピリ辛酢豚」(1,166円)などの豚肉料理、「マコモダケの四川漬物炒め」など野菜を中心とした中国の家庭料理(518円)などもそろえる。客単価は6,000円程度。

 現在の客層は30~40代が中心で、平日には仕事帰りのビジネスマン、休日には家族連れなどの姿も見られるという。山下さんは「日本酒と中華料理が合うということはあまり認知されていないと思うので、味わっていただきたい。これまでにない組み合わせなど、新しい食文化を提案していけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は18時~23時30分。月曜定休。

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