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写真展「ネコの住む街~笹塚」 地元の猫追って9年の住民が個展

2009年から笹塚の猫を撮り続けている木元陽一さん

2009年から笹塚の猫を撮り続けている木元陽一さん

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 笹塚駅前の「笹塚ショッピングモール TWENTY ONE」(渋谷区笹塚1)2階Exhibit Laneで現在、写真展「ネコの住む街~笹塚 Sasazukan Cats Vol.2」が開催されている。

撮影日やエピソードも一緒に紹介している

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 20年ほど笹塚に住む木元陽一さんの写真展となる同展。後輩の勧めで手に取ったデジタルカメラをきっかけに2009年から写真を撮っている木元さん。当初は風景などの写真も撮っていたというが、地域猫活動をしている住民もいることから「多く生活している」猫を撮るようになった。今では毎月1000枚撮ることを目標に週に2・3日猫の写真を撮っているという。

 「地域の人に見てもらいたい」と駅前の同所で開く同展は、昨年に続く2回目の開催。笹塚1丁目~3丁目で2009年~2017年に撮影した写真の中から、昨年展示していないカットを中心に26点を展示。飼い猫・地域猫問わず、長年撮り続けている猫や一度しか見かけなかった猫、姿を見なくなった猫などさまざまで、「最も大変」というタイトルは、写真から受けた印象から「ギャ~挟まった!」「全くやる気がございません」などユニークなタイトルを付けている。写真には撮影した日付やカメラなどの詳細も記載している。

 肘や膝を地面に着きながら「猫目線」で撮ることを心掛けるなど撮影には苦労も伴うが、「思い通りにならない猫を思ったように撮れた時はうれしい」と笑顔を見せる木元さん。猫の写真を撮るようになってから「地域の人たちとあいさつをしたり声を掛けてもらったりコミュニケーションを取るようになったのも大きな変化」と言い、「猫が安心して歩けて平和に暮らせる街は良い人がいる町だと思っている。苦手という方もいると思うが、猫も笹塚の住民として存在を認めてもらえたら」とも。

 開催時間は10時~20時30分。入場無料。6月27日まで。展示作品を収めた写真集(1,500円)を自費出版している。

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