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建て替え前最後の10日間、渋谷パルコでイベント多彩に

渋谷パルコ・パート1の外観

渋谷パルコ・パート1の外観

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 建て替えに伴い一時休館する渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)で7月29日から順次、最終営業日に向けてさまざまなイベントが展開される。

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 館内には、東京の若者とファッションを観察・分析するパルコのウェブマガジン「ACROSS」が記録してきた写真や、1969(昭和44)年~2016年の広告ポスター約250枚を展示。パルコに「ゆかりある」人たちから寄せられたメッセージも紹介する。

 期間中は、過去に同館で紹介してきたデザイナーズブランドがポップアップ出店。ヨウジヤマモトのブランドを複数扱うコンセプトショップ「GroundY」は、アーティスト笹田靖人さんの描き下ろし作品とのコラボレーション商品をラインアップし、「シアタープロダクツ」は歴代アイテムのセールやサンプルセール、均一セールなどを展開。パルコのマイクロファンドを通じて誕生した「my panda」は、デビュー時からの一点もののアーカイブサンプルを販売する。

 2011年から同店をメイン会場に毎秋開催してきた若手女性クリエーターの祭典「シブカル祭。」も行う。スペイン坂広場で展開する、手描きする猫の面「ニャ面」の販売、フードクリエーターによるかき氷の無料配布、DJイベントなどの「シブカル特区」や、オルガン坂沿いの外壁のウオールペイント、写真家5人が「渋谷」をテーマに撮り下ろした写真展、フリーライブイベントなどを行う。

 パート1・3階の「パルコミュージアム」では、パルコと「ゆかりの深い」アーティストら12組が「Last,Dance_」をテーマに制作した新作などを展示する展覧会「SHIBUYA,Last Dance_」を開催。パート3・5階特設会場では英グラフィティアーティストのニック・ウォーカーさんの個展「VANDARISM」を開く。モナリザとアニメ「シンプソンズ」を掛け合わせた作品「Monna Simpson」の新作などを展示・販売。パート1の外壁ではウォーカーさんがウオールペイントを行っている。

 パート1・9階の「パルコ劇場」は、1990年から開いてきた朗読劇「ラヴ・レターズ」で幕を閉じる。TOSHI-LOWさん(BRAHMAN)&大空祐飛さん、風間杜夫さん&伊藤蘭さん、森崎博之さん(TEAM NACS)&シルビア・グラブさん、勝村政信さん&YOUさんらが日替わりで出演し、最終日は渡辺謙さん&南果歩さんの夫婦共演となる。鑑賞料は5,400円。

 1981(昭和56)年にオープンした多目的ホール「スペースパート3」を前身に、1999年に開館した「シネクイント」では、過去上映作品の中から「思い出深い」作品を上映。パルコのCMにも起用したヴィンセント・ギャロ監督・主演の、同館オープニング作品で7カ月以上ロングラン公開した「バッファロー'66」や、パルコが製作に関わったことから店頭イベントなども行った「下妻物語」(中島哲也監督)、クロージング作品は新作の「シング・ストリート 未来へのうた」(ジョン・カーニー監督)となる。

 営業時間は10時~21時(一部異なる)。8月7日まで。

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