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アトレ恵比寿西館に「シェイク シャック」2号店 夜間利用見越しアルコール拡充

都会的な空間を目指したという店舗

都会的な空間を目指したという店舗

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 恵比寿駅西口に4月15日開業する商業施設「アトレ恵比寿西館」(渋谷区恵比寿南1)1階に同日、NY発バーガーショップ「Shake shack(シェイク シャック)」の日本2号店「シェイク シャック アトレ恵比寿店」(TEL 03-5475-8546)がオープンする。経営はサザビーリーグ(千駄ヶ谷2)。

ビールやワインとバーガーの組み合わせを提案

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 2001年にオープンしたホットドック屋台を前身に、2004年に常設店1号店を出店した同ブランド。昨年、日本における店舗展開の独占契約を米Shake Shack社と締結したサザビーリーグが、外苑前に日本1号店を出店。初日には約400人が並ぶなど話題を集めた。アトレ恵比寿店は国内2号店で、世界90店舗目となる。

 NYマディソンスクエアパーク内に出店している店舗をイメージした外苑前に対し、マンハッタンなど都心の店舗をイメージしたという今回。エリアは近いが、「違うマーケットと捉えている」(サザビーリーグ角田良太社長)ことから恵比寿へ出店。既存のアトレ恵比寿の中心顧客である近隣オフィスで働く女性を中心に、20代後半~30代前半の男女をターゲットに据える。

 店舗面積は240.72平方メートル。席数は100席で、カウンター席には電源とUSB端子も完備。店舗デザインは、ターミナル駅である立地に合わせて「より都会的な空間」を目指したという。ファサードのガラスのアートワークは、同ブランドが「大切にしている」クラシックカラーをイメージ。店内の天井や壁面には「杉古材」と日本の伝統的な外壁材「焼杉」を組み合わせて使うことでコントラストを演出。本物のコケを装飾に使うほか、ハンドメイドのテーブルにはボーリングレーンの廃材を再利用。キッチンや照明は「エネルギー効率を考えた設備」を採用するなど環境にも配慮しているという。

 同ブランドのバーガーは、ホルモン剤を使っていない100%オールナチュラルのアンガスビーフを使うパティや、米国から輸入するジャガイモを使うバンズなどが特徴。チーズやレタス、トマトを挟みオリジナルソース「シャックソース」で味付ける「シャックバーガー」(734円~)をはじめ、アップルウッドでスモークしたホルモン剤・抗生剤を使わないベーコンなどを挟む「スモークシャック」(950円)などを用意。

 そのほか、「ユーコンポテト」を使うクリンクルカット(波状)フライのポテト(塩味302円~、チェダーとアメリカンチーズのブレンドソース432円~)などのサイドメニューも用意。夜間も人が多い立地特性に合わせ、エビスビール(820円~)などの生ビールやワイン(972円~)といったアルコールを拡充する。客単価は公表していないが、バーガーとポテト、ドリンクを注文して1,200円~1,300円ほどになる見込み。

 同店限定メニューとして、「フローズンカスタード」を高速でミックスする「コンクリート」(518円~)と呼ぶ独自のアイスクリーム3種類を用意。その中で、バニラカスタードにアズキキャラメルソール、きな粉などをトッピングし、「Ebisu」と「Beans」を掛け合わせたメニュー名の「E-bean-su(エビーンス)」は、売り上げの5%をNPO法人「グリーンバード」に寄付するという。

 角田社長は「恵比寿はグルメな方が集まり、夜も食事や飲みに行く人が多い街。平日・週末日、夜間含めていろいろなかたちで当店を使っていただきたい」と言い、「『流行や新しい』で終わらせたいわけではなく、中長期的に根付かせたい。来店いただき、空間を含めて提案しているブランドの世界観を体験いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。同社は2020年までに10店舗の展開を目標に掲げている。

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