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南青山にパリ発カフェ「クチューム」 エリア内で移転、メニュー拡充

(左から)来日したとクラークさんとネティアンさん

(左から)来日したとクラークさんとネティアンさん

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 南青山・骨董(こっとう)通りに4月8日、パリ発カフェ「COUTUME(クチューム)青山店」(港区南青山5、TEL 03-6418-5325)が移転オープンした。経営はベイクルーズ(渋谷区神南1)。

テラス席も設けた店舗外観

 2011年、フランス生まれのアントン・ネティアンさんとオーストラリア出身のトム・クラークさんが出店し、現在パリに3店舗を構えている同カフェ。店名はフランス語で「習慣」の意味。パリに支社を持つ同社が国内展開を始めたのは2014年で、同じ通り沿いに1号店を出店して以降、現在3店舗を展開している。旧店舗では20代後半~40代を中心に来店があり、約8割が女性客だったという。

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 今回、メニューの拡充を図るタイミングで、視認性の高い青山通りに近い新築ビルへと移転。店舗面積は旧店の2倍近い144.69平方メートル。席数は70席ほどで、パリの「テラス文化」に倣って新たにテラス席(20席)も設置した。旧店よりさらに本国の店舗デザインを踏襲した同店は、白いタイルや木目を基調に、「クラシカルでヘリテージ加工」を施す天井や壁面のデザインなども「再現」し、本国の店舗の写真を飾っている。

 同店では、コーヒー豆は使う土などにもこだわり、農園に足を運び農家と直接取引するシングルオリジンを浅めに焙煎(ばいせん)して使う。常時6種類ほどの豆を取り扱い、ハンドドリップ(450円~)、エスプレッソ(350円~)などを用意。エスプレッソマシンを使い、通常より粗めにひいた豆を低めの温度(80度台~92度)で、通常の倍ほどの時間(40~50秒程度)かけて抽出する「コーヒーショット」(350円~)も先行導入する。客単価は旧店より100円~150円ほど高い650円~750円程度を見込む。

 新たな取り組みとして、コーヒーの楽しみ方を提案する月替わりメニュー「CAFE COUTUME」も導入。オープン時は、ニツルヅ豆を「エスプレッソ」「水出し」「ラテ」の3種類で提供することで、味わい方を比較できるテイスティングメニュー「クチューム ニツルヅ3way」(650円)。今後はワイングラスで提供するコーヒーやスパイスをブレンドするコーヒーなども提案予定。

 旧店オープン時に提供していたエクレア(300円~)を復刻するほか、本国と同様のメニューとして、モーニング(11時まで)にはエッグベネディクト(880円~)やクロワッサンサンド(680円~)などを、ディナー(17時以降)にはアラカルトの盛り合わせ(3種780円~)やアルコールを、それぞれ提供する。

 オープンに合わせて来日したネティアンさんは「(日本人の客に)大きく影響されている。味やローストを知ってもらうことが大事で、伝えるためにどうしたらいいかを考えるようになった」と話す。クラークさんは「パリも日本も感度が高いが、パリは深いりの文化が強く人々も頑固。日本人はシャイだがオープンマインドで受け入れてくれている」といい、「サポートをしてくれて感謝している。これからも新しいチャレンジや異なるアプローチをして進化していきたい」と意欲を見せる。

 ネティアンさんは「カッピングなどのイベントも行っていく。豆の個性が味わえたり、比べられたりするので、新しい発見をしてもらえたら」とも。2014年以降2人は複数回来日しており、クラークさんは「温泉や山が好き」といい、「毎年花見をしている」というネティアンさんは旧店で出会った日本人女性との結婚も決まり「クチューム青山店のおかげ」とほほ笑む。

 営業時間は7時30分~21時30分。

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