渋谷パルコ・パート1（渋谷区宇田川町）3階の「パルコミュージアム」（TEL 03-3477-5873）で4月7日、イラストレーター五月女ケイ子さんの大規模展「五月女ケイ子の逆襲～ケイ子の裏博覧会～」が始まった。

2001年から現在までの作品が並ぶ場内

　山口県生まれ横浜育ちの五月女さんは大学卒業後、独学でイラストレーターとしての活動を開始。2002年、ベストセラーになった著書「新しい単位」（扶桑社）リシーズのイラストで注目を集め、書籍の出版や広告ポスターやTV番組へのイラスト提供、アーティストグッズのデザイン、テレビ番組への出演など幅広く活動。2010年には長女「はる」ちゃんを出産した。

　同展は五月女さんが2001年～2016年に手掛けた作品を「逆襲」をテーマに再構成。12星座をモチーフにした作品、「ランボー」やキアヌ・リーブスさんなどハリウッド映画を題材にした作品、バラエティー番組「草野☆キッド」で使われていたイラスト、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のグッズ、はるちゃんを妊娠中に夫婦で描いた未発表作品など、原画100点を含む約300点を展示。

　作品に合わせたポーズで写真を撮れるスポットや、映画「バカ昔ばなし」などの映像作品を上映する「五月女劇場」なども展開。「逆襲前（あるある哀しみゾーン）」では、「エグザイルのメンバーが覚えられない」「同窓会に呼ばれない」など、共感できる話題を描いた作品を見ながら「あるあるチェック」もできる。

　期間中は、五月女さんのサイン会やフォークシンガー小象さんのミニライブ、五月女さんとはるちゃんによる親子向けお絵かきワークショップなども開く。

　併設するショップでは、豆皿（972円）や一筆箋（756円）、トートバッグ、Tシャツ（以上3,780円）、バンダナ（1,414円）など五月女さんのイラストを使った展覧会オリジナルグッズも販売する。

　五月女さんは「実は気が小さいので、仕事で求められたことを120％で返すなど小さい逆襲をこっそりやってきたが、勇気を出して大逆襲をしてみた」と言い、「体験できて遊べるポイントもある。（作品数は）かなり抑えたが、自分でも『すげーな』と思ったので来て損はさせない」と話す。

　開催時間は10時～21時（最終日は18時まで、入場は閉場30分前まで）。入場料は一般500円ほか。今月17日まで。