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表参道ヒルズで「ジェラート博」 ジェラート40種無料食べ放題、日伊対決も

好きな味を自由に食べられるジェラートはミニサイズのカップで提供する

好きな味を自由に食べられるジェラートはミニサイズのカップで提供する

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 表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)地下3階「スペース オー」で5月28日、「ジェラート博」が初開催される。主催は日本ジェラート協会(豊島区)。

イタリアから来日したコラルッチさんとセラーニさんもジェラートを振る舞う

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 ジェラートに関する理解の促進や魅力を体感してもらうことを目的にした同イベント。今月31日までミラノで国際博覧会(以下ミラノ万博)が開催されていることや、9月には伊外務省後援の下、ジェラート文化を世界に広めることを目的に世界8都市で行われる「ジェラートワールドツアー」日本初開催を控えていることなどから、今年初開催するに至った。

 当日は、同協会の会員である日本各地のジェラートショップ23店など28ブースが出展し、40種のジェラートをラインアップする。さらに、花を模して作った「ジェラートフラワー」(限定100個)も先着で配布する(時間は非公表)。

 用意するジェラートは、有機栽培のとちおとめソルベと「南ヶ丘牧場」のガンジー牛を使ったピスタチオジェラートをマーブル上に混ぜるなどした「いちごとピスタチオのマリアージュ」(栃木「ジェラート マスモ」)、新芽のローズマリーで香りづけしたチョコレートソルベと、オレンジリキュール「グラン・マルニエ」のミルクジェラートにカシスソルベを添える「五月の休日」(八王子市「ダ・ルチアーノ」)、2種のクリームチーズをブレンドしたものをベースに、豊橋産のほうずきを加えた「HANABI」(愛知「ジェラートサンタ」)、生乳と香川の特産品・讃岐和三盆糖のジェラートに少量のカラメルをかける「和」(香川「ロイヤルファームアカマツ」)、イチゴをベースにデトックスウオーターを使った「ストロベリープリンセス」(京都「新八茶屋」)など。全種無料で食べ放題となるが、いずれも無くなり次第終了。

 イタリアから、ミラノ万博dでイタリア館のジェラートショップを監修しているジェラート職人セルジョ・コラルッチさん、イタリアジェラート協会所属のジェラート大使マリオ・セラーニさんも出展。コラルッチさんとセラーニさんは、当日行うブルーベリーという同じ素材のジェラートで勝敗を決める「イタリアVS日本ジェラート職人対決」にも参加し、油分の少ないフレッシュチーズと12時間煮込んだブルーベリーのジェラート「森の贈り物」(コラルッチさん)、ラベンダーとともにミルクで煮た米とブルーベリーのジェラート(セラーニさん)を出品する。

 対する日本のジェラート職人は、国際ジェラートコンテストで2度の入賞経験を持つロッテアイスの研究員・神戸寿史さんと、同協会の「第1回ジェラートマエストロコンテスト」優勝者である「ジェラートトリノ」(福井)の森國晶子さん。「果実感の強い」品種のブルーベリーに洋酒を加えてチーズを合わせた「藍空(そら)~ブルーベリー&濃厚チーズ~」(神戸さん)、ブルーベリーやクリームチーズ、福井の「上庄里芋」を使った「五月の出逢い」(森國さん)を出品する。

 場内ではほかにも、出店する店舗から同協会認定マエストロ12人の中から優勝者を決める「ジェラートマエストロコンテスト」(13時10分~)や、マイナス196度の液体窒素とマイナス40度のドライアイス簡易製造器を使い、音楽に合わせてジェラートを作る「マルガージェラート」(石川)柴野太造さんのパフォーマンス「ジェラートイリュージョン」(14時50分~、17時45分~)を行う。

 前日の27日に開いたメディア向け内覧イベントには、タレントのSELLYさんがゲストとして登場。「ジェラートに持っているイメージなどあると思うが、驚きがたくさんある。職人の方々が愛情を込めて作ったジェラートを味わってほしい。タダだから来てみて」と来場を呼び掛けた。

 同協会酒井隆会長は「良い天候にも恵まれそうで、各店との調整が大変だったが開催して良かった」と胸をなでおろし、「ジェラートとアイスを混同されている方もいると思うが、色鮮やかさやなめらかさ、低カロリーで素材の味を生かした深い味わいなどアイスとは異なる魅力を体感いただきたい。ジェラート本来の良さが伝われば」と力を込める。今回の反響を見つつ、今後の開催も検討していく予定。

 開催時間は13時~19時(予定)。入場無料。混雑時は入場規制する。

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