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原宿にNY発ロブスターロール「ルークス」日本1号店 ベイクルーズ新ブランド

アメリカの店舗同様のコンセプトで仕上げた店舗外観

アメリカの店舗同様のコンセプトで仕上げた店舗外観

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 原宿・キャットストリートに4月28日、NY発ロブスターロール専門店「Luke's(ルークス)Lobster」の日本1号店「LUKE’S 表参道店」(渋谷区神宮前6、TEL 03-5778-3747)がオープンした。

米メイン州のロブスターを使うロブスターロールなどを提供

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 2009年、ロブスターの産地で知られる米メイン州でロブスタービジネスを手掛ける家庭に生まれたルーク・オールデンさんがNYマンハッタンで創業した同店。オールデンさんが2007年にNYへ移住した際、ロブスターが高級料理として提供されていることに疑問を持ち、カジュアルなスタイルでロブスターを提供するために立ち上げた。現在NYを中心に米国内で14店舗を展開している。

 日本では、ベイクルーズ(神南1)がライセンス契約を締結し国内展開を手掛ける。同社は、「J.S BURGER CAFE」などオリジナルブランドのほか、ブルックリン発コーヒーショップ「ゴリラ コーヒー」など海外発ブランド含め10ブランドの飲食店を手掛けている。

 日本1号店は、外国人旅行客が多いことや「流行に敏感な人が多く、新しいものにも興味を持ってもらえるのでは」と考え、原宿・表参道エリアを選んだ。場所は、ベイクルーズグループのJ.S WORKSが手掛ける「ジャーナルスタンダード表参道店」に隣接した区画。店舗面積は4坪。テークアウト専門だが、店頭に座って食べられるベンチも用意。「どこの店に行っても同じフィーリングで食べてほしい」という考えから、店舗デザインは全店同じコンセプトで仕上げているという。ネイビーとホワイトを基調に、かつてロブスター漁で使われていたという籠やブイ(浮き)などをディスプレー。ウッドデッキなどで自然を表現した。

 メイン州の天然ロブスターを使う同店では、地元漁師から直接買い付け、自社の工場で加工することで産地を明らかにするとともに価格を抑えることを実現。収穫量の多い夏季に捕り冷凍したロブスターを使うことで、1年を通して安定した価格で提供することができるという。日本でも米国同様メイン州でとれるロブスターを使う。バンズは、本国とは異なるが同様に「少し甘味のある」バンズを開発して使う。

 ロブスターロールは、5尾分のロブスターを使う本国と同じサイズのロブスターロール(1,580円)、ロブスター3尾分の日本オリジナルサイズのロブスターロール(980円)を用意。「かみ応えの良さ」から爪と拳の部分のみを使い、マヨネーズとレモンバターなどでシンプルな味付けにすることで「ロブスター自体の味を楽しめるように」する。そのほか、メイン州でとれるカニを使う「クラブロール」(1,380円)、産地はさまざまながらロブスターと同じ時期に冷たい海でとれるエビを使う「シュリンプロール」(950円)、ソフトドリンクとポテトチップスのセット(追加400円)なども用意。注文を受けてから5分ほどで提供する。客単価は1,800円ほどを想定する。

 日本1号店のオープンに「とても興奮している」と話すマネジングパートナーのスコット・ブラードさん。イーストビレッジやプラザホテルのフードコート内へオープンした際など、日本人観光客が多く来店したこともあり日本のマーケットへの挑戦も考えていたという。

 「日本にはハイクオリティーなシーフードがたくさんあるが、(ロブスターロールで)若い人たちに新しい体感をしてほしい。まずは来て試して」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~20時。ベイクルーズでは今後、同店を旗艦店として日本での多店舗化展開も視野に入れる。

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