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激戦区・原宿にハワイ発パンケーキ「モエナカフェ」1号店-日本限定メニューも

ハワイ本店と同じよう木目を基調に緑を取り入れた店内

ハワイ本店と同じよう木目を基調に緑を取り入れた店内

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 原宿通り近くに6月23日、ハワイ発カフェ「Moena Cafe(モエナカフェ)」の日本1号店(渋谷区神宮前4、TEL 03-5413-3947)がオープンする。

パンケーキやエッグベネディクトなどハワイと同じメニューを提供

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 2012年、ワイキキのリゾートホテル「シェラトン モアナサーフライダー」でヘッドディナーチーフを務めていたエリック・チャンさんと、妻のニコル・チャンさんが、ハワイカイのショッピングセンター「ココマリーナ・センター」にオープンした同店。昨年、「ホノルルマガジン」が主催するグルメアワード「ハレアイナ賞」の朝食部門で「クチコミナンバーワン」を受賞。今年8月にはハワイ2号店の出店が控えている。

 国内展開を手掛けるのは、飲食店経営・プロデュースを手掛ける際コーポレーション(目黒区)の子会社で今年3月に設立したヒップスターインターナショナル(同)。同社社長の坂田賢さんは、表参道に出店するハワイアンパンケーキ「カフェ・カイラなどのスイーツや、アパレルを日本に紹介してきた。エリックさんが作る料理の「繊細さが日本でもウケる」と判断し、ハワイ本店オープン直後から日本での展開に向け交渉を開始。今年2月に日本を含むアジア全体のライセンス契約を締結した。ターゲットは年齢問わず女性全般。

 国内1号店で旗艦店に位置付ける同店は3階建てで、店舗面積は約76.6坪。席数は、テラス20席、1階20席、2階28席、3階36席合わせて104席を用意。木目を基調に、緑を取り入れた店舗デザインは、「ダウン・トゥ・アース」を意識し「ナチュラルでありながら、南国っぽい雰囲気」に仕上げた。

 ハワイで提供するものの中から絞り込んだメニューで、ハワイと同じ味で提供する。パンケーキはオリジナル配合の粉を使い「外がサクッ、中はもっちり」とした生地に仕上げる。生地を覆うようにイチゴやバナナなどのフルーツをのせる「フレッシュフルーツパンケーキ」(1,598円、ダブル2,246円)や、生地の片面はシナモンをベースとしたクリームを付けて焼き、上にクリームチーズをベースにしたソースを渦巻き状にかける「シナモンロールパンケーキ」(1,188円、同1,836円)、生地にたたいたバナナを練り込み、「シャンティリーソース」をかける「バナナシャンティリーパンケーキ」などがラインアップ。

 日本限定メニューとして、生クリームと練乳のソースをかけ、とちおとめをトッピングする「いちご&ミルクパンケーキ」(以上各1,296円、同1,944円)、ブルーベリーを混ぜ込んだクリームチーズを挟み焼き上げた「クリームチーズ&ブルーベリー フレンチトースト」(1,404円)も取りそろえる。今後も季節に合わせたメニューなど、日本オリジナルメニューを展開する予定。

 そのほか、ショートリブ(180グラム)をのせて自家製デミグラスソースをかけるロコモコ(1,814円)や、トーストしたバゲットにハムとポーチドエッグをのせ、オランデーズソースで仕上げた「スモークハムのエッグベネディクト」(1,512円)など4種をそろえるエッグベネディクトなど食事系のメニューも用意。今後は、同社がライセンス展開するノースショアのコーヒーブランド「OLD SUGAR MILL」のコーヒーも提供予定。客単価は2,000円~2,500円を想定する。

 「カフェ・カエラ」を始めとするハワイ発ブランド、パンケーキ店が多く出店している原宿エリアを「あえて選んで出店した」と話す坂田さん。「おいしいものが生き残ると思う。長く続くブランドにしたい」と自信をのぞかせる。「衣食住の中で食が、すぐに満足感を得ることができると思う。心地よい空間でおいしいものを食べ、(皆さんの)癒やしになれば」と意欲を見せる。

 年間売り上げ目標は3,000万円。8月には京都への出店が決まっているほか、日本以外のアジア圏への出店も同時に検討。5年でアジア圏50店舗の出店を目指す。

 営業時間は9時~22時30分(土曜・日曜・祝日は8時~、6月中は全日11時~)。

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